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伝言日誌 バックナンバー


  あしたのジョー
Date:2004年2月1日(日)

映画版をケーブルTVでやっていた。
ウルフ金串をクロスカウンターでしとめたジョーは
ついに力石戦に突入する。
ずいぶんとはしょった演出だが仕方あるまい。

力石の死を知ったジョーの咆吼で
第一部は終わる。
第二部のラストは当然
真っ白に燃え尽きる
カルロスリベラ戦だ。
予告編をやった。
2月8日放送である。

いつまでたっても年を取れないわけだ。

午前中はサーバー関係をなんとかやっつけて
午後は出勤してネタを少しつくった。
予定の五割ほどが終わる。
これまたキリのない世界である。

今日の一句
新宿と渋谷の間二月かな   イシマ

  たそがれ清兵衛
Date:2004年2月2日(月)

今日も探しに行く。
吉祥寺TSUTAYAなし。リバティなし。ドラマなし。
こうもきれいにないと、これはだめかな、と思う。
次に三鷹を攻める。
TSUTAYA。ここにはビデオ3巻DVD4巻あった。
あるところにはある。
当然のことだが、あきらめないことが肝腎である。
会員証をつくる。
ついでに携帯でONLINEに登録する。
半額になるのだ。

またもや疲れ果てて寝る。
起きたのは2時を過ぎている。
直前のネタを仕込んで345678とやる。
機械の調子も悪く、
何をやっていいのかわかりましぇーん、との感想が
いくつかあった。
ネタの中身も問題かも知れない。
鳥頭の脳の解剖もやる。
鶏の頭を冷凍してのこぎりで切る。
断面を観察する。
犬用の缶詰に鶏頭の水煮がある。
頭蓋骨も柔らかくなっている。
これを利用して鳥の脳髄を摘出観察する、
という企画である。

鳥の脳はその体に比べると
ずいぶんと小さい印象。
その形になぜか郷愁を覚える。
奇妙な形である。

演劇部は輝くラウンジの集会をやっていた。
なんとかなりそうな予感。

今日の一句
赤いコートの女30年たちました   イシマ

  不規則
Date:2004年2月3日(火)

で、その2度寝だが、
結局4時半頃になってしまう。
これではまた起きられない、
と思って本格的に布団に入るのはやめて
コタツで仮眠と相成った。

いや確かに6時には起きました。
またネタ作りにはげむが
どうも自分でもすっきりわかっていないので
今ひとつ納得がいかない。

節分というのに
マメもまかずに(マメには行きましたが)
またコタツで轟沈である。
太平洋波高し
ニイタカヤマノボレ
である。

今日の一句
大根ははなまるうどん人は武士   イシマ

  発作
Date:2004年2月4日(水)

恒例のやめたい病であるが、
今年は発作がおきないようだ、
と思っていた。

実は発作はとうに起きていた。
やめたい、というよりは
どうでもいい。
やめたい病の方はまだ執着がある。
やめれば今とは違う生活が待っている、
そう思っている。
どうでもいい、
の方はやめてもやめなくても
どうでもいい。

なんだか寝かたも
ストンと意識を失う
秋の日のつるべ落とし状態である。
今日も会議中
2度ほど落ちた。

最終授業が1講座。
今年から始まった
授業評価の紙を回す。
もっとも私は同様のことをやっていたから
別に目新しいことではない。
生物TA
生物TB
というのが昨年度の感想である。
今年はどうでるか。
ただ用紙が変わったので、昨年のように自由記述が取れなくなった。
教務からは「ご自分のもやってください」と指示があるが、
同じような手間を生徒諸君にしてもらうわけには行かない。
今年は全教科同じようなことを書いてもらうのである。
それだけでうんざりしてしまうではないか。

1234授業56お話78会議
ネタ進まず。

今日の一句
立春の朝日あびたる粗大ゴミ   イシマ

  しのぎ
Date:2004年2月5日(木)

寝坊する。
7時半である。
6時起床の予定だった。
間に合わない。
今日は1時間休暇をとる。

ネタを作る時間がなくなった。
直前までプリントを作る。
レジュメをでっちあげる。
書いてあることが全部はわからない。
自分がわかっている範囲を話す。
後は実習になだれ込めばこっちのものである。
途中で先に進めることに気がつく。
さっそくプリントを刷りに行く。
授業中である。
そこは実習、「やっててねー」とか言えば
みなさんよくやってくれているようだ。

一応感想をとる。
ま、いいんでないかい。

演劇部2003まとめに取りかかる。
今年は何しろ新入部員20名である。
昨年は、新入生1人だった。
記憶と記録に頼って、昨年4月からを振り返ってみる。
こういう作業はまあ楽しい。

そのあと「たそがれ清兵衛」見る。
会議で会場が変更になったが、その会議は中止になった。
もう最近は涙もろくて仕方がない。

映画も終わりの頃、
清兵衛が藩主の命により「果たし合い」に行く。
相手は手練れである。
返り討ちに会うかも知れない。
すでに1名斬られている。
下男を使いにやって、宮沢りえを呼びに行かせる。
すぐ来て欲しい。理由は会って話す。
その伝言を聞く宮沢りえがいい。
ただならぬ事態を感じた彼女は
最後まで話を聞かずに行く決心をする。
もうここで私は涙ぐんでいるのである。
実は宮沢りえは表向き振られている。
彼女からの結婚の申し出を清兵衛は断った。
先妻の子供が2人、痴呆の母親が一人
50石の安月給
そんなところへとても彼女を迎える事はできない。
お互い好きあっているのに、
清兵衛は断る。
その断った彼女にいきなり来てくれ、というのである。
ずいぶん無謀な申し出である。
いまさら何の用だというのか。
だが宮沢りえは瞬時に行く決心をしている。
ここに私はさびしい男の身勝手を無条件で許す女を夢見ているのである。
まったく甘ちゃんの話だ。
その甘ちゃんの私はLL教室の暗がりで泣いた。

映画はじきに終わった。
演劇部2003を完成させるために
地下小体育館へ降りる。
東京2−大阪ー(どこが大阪なんじゃい!)
は脚本選びが終わって、最終キャストきめの段階に入っているらしい。
ほんとうにできるんかい、といつも不安である。
でも必ず予想を上回る出来になる。
(いつまでも私の予想が低いのね)
7時近くまでやる。

マメに寄ると6箱積んでいた。

今日の一句
春寒の空からひかりの天使たち   イシマ

  眠い
Date:2004年2月6日(金)

日差しがうららか。
午前中は授業プリントチェックなどして
過ぎていく。
少人数の高校ばかり歩いてきたので、
小学校のように1枚1枚チェックして返している。
さすがに「花まる」はつけないが、
私のくせ字でコメントをつける。
そんなことをもう30年近くやっている。
その30年の疲れがどっとでて
午後は椅子に座ったまま寝ている。
78授業。
めずらしく出席予定者が全員いる。
会議終了6時半をすぎる。
勤務時間を1時間以上超えているが、
その文句はでなかった。

マメ業務が今日も好調の妻に焼き肉をおごってもらう。
焼き肉は何年ぶりであろうか。

デジタルカメラ充電できず。
充電器がいかれたかバッテリーがだめになったか。
酷使しすぎである。

今日の一句
馬連れて花菜の里へわらび摘み   イシマ

  ジムキャリー
Date:2004年2月7日(土)

2度寝の前にTVをつけると
ジムキャリーをやっていた。
マン・オン・ザ・ムーン。
明日早く起きなくていい、と思うと
つい見てしまった。
4時過ぎに寝る。

8時前に起きる。
恒例の短歌俳句セーラームーンが見られなかった。
地下鉄の中で寝る。
高田馬場は覚えている。
気がついたら神楽坂だった。
一駅乗りすぎた。
あわてて降りる。
ホームの最前部から最後部まで歩く。
早稲田で降りる場合と出口が反対側なのだ。
あせって小走りに歩いていくと、
改札口の様子が微妙に違う。
神楽坂のホームは地下2階にあったはず。
どうみても地下1階のホームである。
なんか変だ。
いつの間にかホームが変わったのか。
出口がどんどん近づいてくる。
早稲田方面と書いてある。
戸山口とも書いてある。
えっ。
早稲田駅の改札口だった。
軽いめまい。
気持ちをねじまげられた感じがする。

いつも通り早稲田駅で降りたのに
神楽坂まで乗り越した、と勘違いしていたのだった。
早稲田駅のプラットフォームを
神楽坂のプラットフォームのつもりで
全速で端から端まで歩いたのだ。

ジムキャリー
マン・オン・ザ・ムーンは
客をだましにだます
コメディアンの映画だった。

業務連絡1件。
課題を送りつけてくるKさん面談
2時間半。
今日は、高田祐子2冊**節子2冊謎のメモ
A4、6枚レジュメ
あと30日で30歳になる、
とKさんは言った。

ビデオ感想文チェック。
実験レポートチェック。
生物ネタ仕込み途中まで。
情報B手着かず。

5時半頃下校。
吉祥寺ラオックスデジタルカメラバッテリー
西友QB床屋帰宅後染髪
カメラの症状変わらず。
これはLEDが切れたのか。

今日の一句
足下に散らかっているぼた椿   イシマ

  筆者A氏文芸事務所
Date:2004年2月8日(日)

東京は南西の私鉄沿線に
筆者A氏文芸事務所はある。
筆者A氏とはもう30年になる。
今日はA氏が最近発掘したビデオを
見せてもらった。

「それからの武蔵」
東京12チャンネルの正月番組。
1970年代の作品であろうか。
酒井和歌子、江波京子、宇都宮雅代、
女優陣もまだまだ若い。
武蔵はもちろん萬屋錦之助である。
今日は3時間かけて
その第1話から4話まで見た。
全巻13話となっている。

それをかけながら
A氏がいろいろ独り言を言う。
それが抜群に面白い。
K野大輔に是非やって欲しい。

帰りマメ業務をのぞきにいくと
今日は不調だったとのこと。
そういうときもある。

北海道から電話。
就職が決まったという。
地方局のディレクター職。
いやおめでとう。
迷うことなく職人道をまっとうして欲しい。

仕方なく家でネタをでっち上げることにする。

今日の一句
下る坂道熱海の梅林   イシマ

  月曜日
Date:2004年2月9日(月)

家で仕込んだネタを学校に持ち込んで
また少し手を入れる。それでも時間が足りない。
どこかでやめることになる。
課題で出してもらったメールを
名前を消してサイトに上げる。
せっかく学校でやっているのである。
伝言板でも作って、相互に交流してもらいたところだが、
もう少し時間が必要かも(演劇部で交流はやってる)

時間切れ生物の授業に向かう。
これは慣れ親しんだネタなので
押しまくる。実は余りよくわかっていない。
というか、話しはしているが実は疑問だらけである。

昼食まるちゃんインスタントわんたんごはん。
芸術祭委員会の部屋確保。こういう時に限って雑用がかさなる。
指導員出勤簿作ってもらう。
情報Bに突入。ネタの練り込みが足らず
わからない生徒多し。
できる人はいいが、わからないととことんわからない。
それじゃだめなんだ。よし来週に訂正版でいこう。
片づけ終わらず、再び生物に入る。
皆寝るかと思ったが、けっこう起きていた。
演劇部様子を見て、数学の質問に答えて
さすらいのきょどふん
へこみん氏持参の
キャラメル味のシュークリームを食べる。
6時過ぎ下校。
マメ業務立ち寄り
今日はほどほど。

疲れ切っている。

今日の一句
春寒の満月西に出勤路   イシマ

  1日1仕事
Date:2004年2月10日(火)

今日は演劇部newsを作った。
これで今日の仕事は終わりにしたい。
どっこいそうはいかない。
学校運営うんたら委員会報告書の準備
生涯学習振興室パソコンからデータを持ってくる。
M先生のつくったファイルももらう。
通信の部屋に行くと、目当ての人がいなかった。
S大先生と少し無駄話。
先生は勤務校開校以来いらっしゃる偉大な先生である。

少し時間が空いたので、
今年のセンター入試生物をやる。
20分ほどで終わる。
92点だった。
引っかけ問題にひっかかったのと、
グラフの読みとりで考えるのが面倒になった。
せんたりんぐビデオ送金1000円早稲田郵便局
昨日の提出物チェック
これはメールなので、
受け取りメールのフォルダをそのままコピーしてある。
それを自分の机のパソコンのメーラーのフォルダに入れる。
開けて一つ一つ見てチェックする。
紙媒体と違って返事をつけるのが面倒でやっていない。
アンケート形式のやつは、名前を抜いて一つ一つコピーして
ワードに貼り付けてHTMLで保管してページにする。
それをサーバーに入れて授業で生徒諸君に勝手に見てもらう。
そんなことをやっていると時間がすぐに過ぎる。
最終ネタはまとめプリントの問題だが
手つかずである。
もう、やになった。

2時間休暇で有楽町に出る。
シャンテシネでラブストーリーを見る。
田中好子みたいな八木亜希子みたいななんだか他の誰かみたいな
ヒロインが誰に似ているんだかはっきりしてほしい。
前作「猟奇的な彼女」の方が私の好みだった。
ごましお頭のおじさんとか結構いるところが銀座している。

昨日連続6時間の疲れが取れずまた寝てしまう。
2度寝していると1日に2日分生きた気がして
年取る速さが2倍加速された感じがする。

今日の一句
雛菓子は今も昔もひなあられ   イシマ

  道草
Date:2004年2月11日(水)

午後2時過ぎまで
学コンをやる。
2題できたが
2題すっきりしない。
今日の消印が締め切り。
時間切れであきらめる。
集中力と根気がなくなってきた。
昔はできないなりに集中していた。
考えていることとまったく違うことを書いている
なんてことはなかった。
吉祥寺のポストに入れたのが2時26分。
本日の最終回収は2時30分。
なんとかつじつまはあった。

祝日で誰もいないと思ったら、
M先生がちゃんといた。
仕事は明日のネタふり2時間ほど。
5時半に終わる。
このまま帰るのもつまらないので
馬場まで歩いて帰る。
途中ラーメン550円。
ふつう。
早稲田松竹では
マルコビッチの穴の脚本家
チャーリーカウフマン特集をやっていた。
アダプテーションとコンフェッション
ニコラス・ケイジが双子の脚本家で二役
メリルストリープ原作者
監督スパイク・ジョーンズ
ちょっとすごそうでしょ。
途中からだけど入ることにする。
自動販売機に13個100円玉を入れていると、
中からもぎり嬢が出てきて、
残り1本なら800円ですけど・・・
と親切にもわざわざ教えてくれた。

映画はほどほど。
自意識が能書きたれてる、って感じの映画。
トムクルーズのマグノリアみたいな匂いがする。
痛快ってわけにはもちろんいかない。
退屈はしなかった。★3つ。
1本でやめて出てくる。

いたんだったら、道草ついでに
T校でも攻めにいけばよかったか。

帰宅8時半。

今日の一句
挿し木して大きくなれよ松葉杖   イシマ

  年度末
Date:2004年2月12日(木)

校長面接があった。
自己申告書をもとに今年の1年の成果と課題を報告する、
という形式。
校長の学校経営計画をもとに、その計画の具現化をどのようにはかったか
という確認。
30分も使ってもったいない。
応接室を出たら次の人が外で待っていた。

授業は今日で終わり。
来週は試験である。
1年間作った課題等のファイルで
自分に必要なものは消去するなりコピーするなりしてください。
残っているのはこちらで処分します。
来年度授業の参考資料に使わせてもらうかもしれません。
課題の復習で自習してもらった。
終わった人は各自退出していい。
それでもみなほとんど残っている。
勉強が好きならば結構なことである。

庶務年度末の反省と引継のアンケート報告作って配布。
映像コンテンツ今日はプロジェクトX新幹線開発の話。
私一人で見た。
途中で寝る。
相変わらずのお疲れモードである。

少し暖かかったのでどこかゆるんでいる。
演劇部いろいろ動きが出てきたようだ。
また楽しませてくれるのか。

イギリスからメール
依頼承諾の件。
地球は狭くなりました。

今日の一句
蔦の芽や支店本店同カード   イシマ

  13日の金曜日
Date:2004年2月13日(金)

1.やらなければいけないこと
2.やってもいいこと
3.やりたいこと
世の中のことはこの3つに分類される。

私の日常は1で満たされている。
それが1週間続く。
もう嫌になってくる。
とりあえず朝一は1の仕事をやる。
昨日少々いちゃもんのついた
自己申告書を書き直す。
課題作文チェック。
感想文○つけ。
まだまだやらなくてはならないことはある。

しかしヤになってきているので、
2へ移行する。
2月3月年度末にどんなことがあるのか、
伝言日誌の過去ログを調べるのも悪くない。
これがなかなか面白い。
一昨年よりは昨年
昨年よりは今年
どんどん描写が雑になる。
よくないねえ。
やってることはほぼ同じ。
感じていることもほぼ同じ。

昨日ながいちゃんが化学のK先生の授業が明日で終わりだ、という。
この学校最後の講義だ。
K先生は昨年定年退職再任用で1年職場に残られた。
独自の実験を開発、そのショックで化学が好きになった生徒多し。
花火とか派手な実験も良くやっていた。
花束贈呈だ!とながいちゃん。
よーしそれは2だな。
やってもいい。
それで私は花屋に行った。
退職の方にあげる花束3000円ぐらいお願いします
何歳の方ですか
61歳
女性ですか
男性です。
それで花束を作ってもらった。

紙に何か書く。
お疲れさまでした、でいいんじゃないですか
花屋の主人が言う。
それは少し寂しい。

お世話になりました
2004.2.13
**高校 理科有志

と書いた。

授業が終わる20分ほど前に化学室の廊下に行って
終わるのを待っていた。
終わって乱入。
示し合わせた女生徒に渡してもらう。
今日はK先生の最終授業です。
一応口上を述べて拍手して出てきた。

K先生は私同様開校以来13年間勤め上げてきたのだ。
同室Mさん化学実験助手Nさんから花代もらう。
言い出したながいちゃんはいなかった。
4人ほどで言い出した企画である。

そうしたら、K先生と同室のO先生が聞きつけて
お仲間に入れてください、とやってこられた。
先の2人からもらったもので予算は充当されている。
いったいいくら受け取ればいいのか。
こういうところがややこしい。
しかし無碍に断るわけにもいかない。
言い値を言うと、2人分支払われた。
同室のU先生の分だという。
ありがたく頂戴いたしました。
ながいちゃんからもけじめ代をもらう。
4:3:2の配分になった。
まこんなところであろう。

バレンタインディ本日の収穫4ついただきました。
ありがとうございます。
同僚I先生美人です。
演劇部エレベーター前で遭遇したNさん、お手製
同室Mさん
そしてメール予告の後に登場Iさん

みなさまおいしゅうございました。

池袋週末の飲み会2時間。
K君電話。つらいことが多すぎる。30分。

今日の一句
足下がふわふわくだけ春の宵   イシマ

  熱海
Date:2004年2月15日(日)

別荘である。

14日は恒例の短歌俳句セーラームーンの3点セットを終えて
パソコンをいじった。ファイル共有とかいうのをやったのだが
とても重い。密かに進行中のセンター試験支援サイトmalcenが
少しもすすまない。それじゃFTPだ、とダウンロードして、設定してみた。
次はドキュメントルートだ、というところで時間切れとなった。

押入引っかき回して昔のネタが出てこないかと探したが、
白黒写真が2枚出てきただけだった。

出勤、3時から5時まで2時間ネタを作る。
残りは明日だ、と思う。あと3時間あればなんとかなる。
それで新宿へ出た。東京新幹線6時23分発。
東京弁当1600円なり。なんでこんなにいろいろ高いんだ。
熱海着7時26分。熱海志賀45分頃。タクシで熱海台別荘着20時頃。
41年ぶりの同窓会である。
実は古希を祝う会ということになっている。
中学時代のクラブ活動の恩師顧問先生が古希を迎えられたのである。
1年前から2月第2土曜日は熱海でやる!とのお達しである。
40年前の写真は「写真過去LOG」にあります。
祝う会と言っても集まって酒を飲んで食べて話して疲れたら勝手に寝る、
という会である。会費3500円は安い!
恒例の参加者場所を記録しておく。場所はいい加減である。

     murayama hirano temhiro suzuki
tsukagosi

siraha
     okamoto sakurai ichikawa iijima

私は12時頃寝て6時過ぎに起きた。
翌日は別荘回りを片づけ剪定などした。
16時2台の車で出発17時頃小田原18時大磯19時厚木20時海老名
21時東京21時30分板橋下車帰宅22時10分。

電車で3時間、車で6時間と言ったところだ。
私は帰りだけなので、車は無料で乗せていただいた。
ありがたいことである。

3時間ネタは明日へ持ち越された。
地獄の月曜日はどうなるであろうか。

今日の一句
雲に鳥日当たり良好熱海台   イシマ

  緊急事態
Date:2004年2月16日(月)

3時間かかると思われたネタ勝負を
なんとか2時間で仕上げて345678と
6時間連続に突入する。
今日で授業は終わりである。
明日から試験となる。
生物は試験前でまとめプリント自習となる。
情報Bはホームページ作成。
指示をあまり与えないで結果だけ示してやってもらうと、
差が激しく出る。
できる人はどんどん行く。
苦手な人はほとんどすすまない。
こういうやり方が世間の最近の風潮である。
いいのかねえ。
コンピュータみたいなのは
こうして覚えていくものと思うが。

ながいちゃんが緊急事態!と呼びに来た。
講師時数がないので、どれか講座をなくさなければならない、という。
生徒の自由選択なので、希望者の少ないものを削るのが妥当である。
ただ、講座を設置するに際しては、講師時間が取れる、という前提で計画している。
その計画は昨年の7月に立てた。
それがこの2月になってできないと言う。
おかしいじゃないか。
役所はその程度にいい加減である。
まあ、やりたいのなら勝手にやってください、
というのならわかる気もする。
勝手にやるんじゃない、というのである。
じゃ勝手にしろ!
とこういうことになるじゃないか。

一般論ではどれかを削ることになる。
それが私の講座である。
私は別のものを担当することになる。
講師の時間も調整が必要である。
あちこち影響が及ぶ。
新しい科目は仕込みが大変だ。
私は今年2科目も新しい科目を持った。
そのため毎週土曜日は出勤してネタ作りをした。
あまり満足なものができたとは思えない。
相手の反応次第だからだ。
自分から進んで買って出たので、
これは仕方がない。
今度は少し事情が違う。
どこかのしわ寄せが自分に来る、ということなのだ。
とりあえず、影響の少ない方策をいくつか考えて様子を見ることにした。

演劇部1週間前。
マスコットなど作っている。
遊べ遊べ。

はてなダイアリーというのを始めたが
まだ良く使い方がわからない。
ファミコンのゲームもいつも
マニュアル読まないでいきなり始めていたなあ。
実は無謀な性格である。

今日の一句
左大臣などはいません二人雛   イシマ

  また来た
Date:2004年2月17日(火)

雑用こなして、試験問題作り。
前日に仕上げるのは久しぶりである。
3日前には作っていた。
それだけ自転車操業が立て込んできたのである。
問題は作った後1日寝かして
自分で解いてみて訂正を加えて
完成稿にするぐらいがいい。
てなことも言っていられないので、
すぐに解いてみる。
配点がおかしいのでやり直す。
なんとかおさまった。
平均点の調整は、どの問題に何点を配点するかで
決まる。
このとき普段の様子を思い浮かべる。
この問題がとけるのは誰か
できないのは誰か
8割方当たる。
それがプロというもんである。
試験をしなくても8割方の成績はつく。
一仕事すんだ。

演劇部関連。

そうしたらJ科の科長をやってくれないか、との話が舞い込んだ。
今の科長はシステム要員になってとてもそこまで手が回らない。
今のシステム要員は異動でいなくなる。
億の金を使って機械をいれたのはいいが
動かす人間は配置しなかった。
予算措置がないので、能力ある教員がボランティア勤務をしている。
こういうやり方を導入した責任者は
税金の使途について特別背任容疑がある。
これを証明するのは大変だからだれも訴訟をおこさない。
おこせばどういう判定が出るか微妙なところだ。

昨年もこの時期学校運営うんたら協議会の事務局長をやってくれ、
という話が舞い込んだ。
結局引き受けて1年やった。
そのまとめがまだできていない。
来年はお役御免になる。
そういう重大な仕事は主幹様がやることに全都で決まっている。
それを主幹に落ちた人間にやらせていたのだ。
ひどい話でしょう。
ドレイに口答えは許されない。
ボランティア残業という言い方があるが、
ボランティア業務である。
残業は1日単位だが、
このボランティアは1年間だった。
だからドレイ業務である。

さて科長だが
すでに私は庶務の主任を引き受ける羽目になりそうだ。
それに加えて科長は仕事が多すぎる。
そもそも私は理科:J科=5:2の割合で担当しているのだ。
J科は私の気持ちの中では時間講師って感じである。
その時間講師に科全体の運営(連絡調整)を任そうというのである。
理科の科長は3年前に2年間やった。
これは輪番制だから特に不満はない。

J科の科長は開校以来S大先生がやっていた。
S大先生が異動になったので、今年はT先生に任された。
誰を科長にするか、決め方も決まっていない。
これを放置していた責任は最終的には管理職ということになる。
今の科長先生は、自分の後任を決めないとまた自分がまかされそうになるから
私に振ってきた、という事情もある。
これまたドレイ勤務である。
それこそ主幹様がやるのが妥当ではないだろうか。

年の分だけ給料もらっているから
その分仕事をするのはやぶさかでない。
だが仕事に偏りが多すぎる。
考えてみます、と言っておいた。
該当者の一覧表でも作って
検討してみたい。
(そもそもそういう仕事がすでに科長の仕事である)

生物室を4チャンネルにしよう!とながいちゃんがやる気である。
拾ってきたスピーカーをレアに置いて音響効果を高めたい。
そのコードを通そうとうとしたら昨年拾ってきたが落ちた。
蜂の解体が始まった。
3人で2時間はかかるという大作業になった。

そこへ世界的なマングローブ研究の大家、M大先生がやってきた。
大先生は昨日ベトナムから帰国したばかりである。
マングローブの種を持ってきてくれた。
ながいちゃんはさっそくこれを生物室に植えようとたくらんでいる。

大先生曰く、
マングローブというのは海水で育つものだと思われているが
それは大きな間違いである。
マングローブを普通の土地に植えると海水の倍は育つ。
マングローブとて海水はつらいのだ。
ところが他の弱い植物は海水では育たないので、
マングローブはゆずってやっている。
(ぱーこ)さんみたいな植物だ、と。
さすがに大先生はすべてご承知である。
大先生のサイトはこちら。

そこへ数学の質問が来た。
蜂解体作業から抜けて1時間ほどお相手した。
やはり数学の方が気が楽だわ。
やっていくうちになんとかなった。
下校7時すぎで2時間ドレイ残業であった。
いや次々伝言日誌のネタができてうれしいわ。

今日の一句
春水をよろこぶおたまじゃくしかな   イシマ

  釈然としない・・・
Date:2004年2月18日(水)

明日の問題を作る。
半分作って試験をやる。
以前とくらべてずいぶんと人数が少ない。
生徒が塾みたいな学校、と言っていたが
その通りだ。

作った問題をやってみると
3カ所違っていた。
それをなおして残り半分作る。
会議2時間ほど。
なんだかよくわからない。

残務整理をしているうちに
6時近くなる。
J科長問題は
少し冷静になって考えてみると
依然として釈然としないが・・・

今日の一句
いくつになってもまんま受験期   イシマ

  朝一夜二
Date:2004年2月19日(木)

朝いちで校長室に行く。
外から見たとき窓が開いていた。
いるはずだ。
朝ならそれほど忙しくないだろう。
5分ほどのつもりが30分ほどかかってしまった。
出てくるとA教頭がやってきた。
呼ばれて手前の喫煙室へはいる。
話題は同じである。

自分の考えは話した。
後はあちらが決めることである。

試験である。
問題は作ってある。
試しに解いて訂正もした。
実習課題がある。
これは機械の調子をみないとわからない。
1時間早くパソコン室へ入る。
1年分のフォルダを整理。
試験の課題を入れておく。
ペーパー試験だけのように
紙1枚ですまないところが面倒である。

やってみたら指示が不十分で
少し混乱した。
来年は改善できる。
やってみないとわからないことが
実習課題には多い。
それが実習というものである。

採点はA先生がやってくれる。
でも自分が出題しないから
別解の微妙な判断がわからない。
自分の授業があって、自分の試験がある。
別解がでるのはある程度、学校の試験ではいたしかたない。
結局もう一度みなおすことになった。

試験処理1件終了。
週の後半になると疲れがたまってきて
気が付くと意識が遠のいている。
あと作問が1科目あるが手をつけられない。

へこみん氏来校。だんごとお茶で慰問してくれる。
演劇部もいよいよ煮詰まってきた。
明日試験会場作りで活動ができないことに
気が付く。
生徒が教えてくれる。
おお、そうだった。
ま仕方がない。
その条件でやるしかない。
天気がよければ大隈講堂まえまで攻めるつもりだろうか。

地下1階から5階3階とうろうろする。
ながいちゃんが豚の腎臓の解剖をやっている。
それを少しかまう。

今日はJJIの会である。
昨年はやめてやる!と息巻いていたが
もう仕方がない。
今年も勤めさせていただきます。
6時半始まりなのに
5時半からお待ちである。
会場の鍵を開ける。
8時過ぎに終わる。
その後、北京にいって
愚痴のようなものを言ったり聞いたりする。
10時半に終わる。

帰宅11時半。

今日の一句
知らぬ間に取るもの取られ納税期   イシマ

  乱れ
Date:2004年2月20日(金)

花粉症の薬を取りに行く。
10時23分受付。
大きなポケベルが機械から出てくる。
これで呼び出しがある。
もう廊下で待たなくていい。
みなこれを持ってうろうろしている。
ベルはだんだん大きくなる。
振動もついている。
しかし医療器械に影響はないんだろうか。
アンテナの表示はしっかりバリ3である。
11時24分中待合いに入れ、と合図が来る。
11時40分呼ばれる。
医者はDELLコンピュータをクリックしている。
それでこの受令器の画面が変わる。
2分で終わる。
カルテを返しに行く。
会計の支払いも機械から命令が来る。
12時過ぎには薬を受け取れた。
少しは速くなったか。
薬は8000円ほどする。
保健で1割の支払いだが、
そうでなければ考え込む値段である。
薬屋ではこんな高額な買い物はしない。

この季節にお茶の水へ来ると
必ず浪人時代のことを思い出す。
4時間休暇で出勤。
採点業務1件終わる。
作問できず。
入試会場準備に入る。
1時間ほどやる。
それから会議。

例の件で当事者に話しに行く。
相手はそんなことは考えもしなかった、という印象だった。
あまりうまく説明できたとは思えない。
でも私なりにやることはやった。
伝える努力はした。

卒業生Jチケット取りに来た。

6時前下校。

今日の一句
長い午後窓辺のヒヤシンスシャーレの中の水晶体   イシマ

  前日
Date:2004年2月21日(土)

明日は中央地区の演劇部の上演会−ミニフェスタ。
名門T高校に下町A高校から名物顧問G先生が異動された。
人の異動は文化の移動である。
G先生によって、高校演劇活動の新しい血がここ中央地区に導入された。
2月のこの時期に、上演会をやる、というのは新しい試みである。
明日はその歴史的な第1回である。
ちなみにG先生は私の2度目の大学時代のクラスメート。
自伝シリーズでは、まだ扱っていない。
先生のご主人は1度登場している。

その準備あって出勤する。
通信制が期末試験をやっていた。
私の授業を休んだ生徒が通信の試験を受けに来ていた。
ついでに私の授業の試験範囲も聞いていった。
学校うんたら評議会もやろうと思ったら
時間がなかった。

卒業公演用台本
「ビートルズ対ペッパー警部〜どっちのパペットマンショー〜」
印刷する。
相変わらずnisimuraワールド炸裂している。
どんどんショーアップしていくのがすごい。

7時下校

今日の一句
いつだって先頭切っておれ帰雁  イシマ

  ミニフェスタ
Date:2004年2月22日(日)

8時35分現地新宿
東放ミュージックカレッジ着。
少し顔見せしてうろうろして
9時15分中抜けして
職場へ行く。
荷物を出さなくてならない。
10時着すぐ出る。
10時40分には会場に戻る。

参加者120人はいったと思う。
私の見た中で、ベストはやはり
戸山だった。真っ向勝負をかけてきた、
いう感じであった。感動作である。
野田秀樹の脚本だが、私はそれを忘れていた。
生徒が作ったのならこれはすごい作品だ!などと思っていた。

次が上野でガラスの仮面である。
TVでもやっていたが、
ある意味それよりも面白かった。
演劇魂を見せてもらった感じ。

次が新宿山吹。
練習不足で転換とか全体のリズムの悪さに
少しイラだつが、相変わらずのばかばかしさで
面白かった。
セリフが聞き取りにくいのも相変わらずで
これはそろそろ改善されないだろうか。
上野の芝居を見れば、セリフが聞こえないのは
ちっともいいことなんかじゃない。

次が筑駒。
セリフと微妙な雰囲気で
先入観ながら
頭脳が違う感じがする。
一色ってところがヤヤ残念。
もっと異質なものをとりいれたら
すごいことになると思われる。

暁星日大豊山大妻の合同チーム
最後の方少ししか見られなかった。
好きな作品だが、訴える力は
ステージセッションの方があった気がした。
準備片づけなどで見られなかったところもあって残念だった。

7時には会場を後にした。
飲み会に誘われて、
10時半までやった。
外は雨が激しかった。
11時10分帰宅。

今日の一句
櫟林の亡霊春先にもおいでんなしゃい   イシマ

  入試1日目
Date:2004年2月23日(月)

朝早く出る。
もう明るくなっている。
春先である。
今日の私の仕事は
受験生を面接会場まで誘導する。
それだけだけである。
受験生が少なくなったので、
そういうことになった。
今日入試をやっている都立高校は
勤務校だけかもしれない。
数年前まで
受験生の数を正確に覚えていた。
ここ2年ほどで
そういうことはなくなった。
学校改革とやらで
自分が関与できる範囲はとても少ない。
言われたことをやっていればいい、
そういう気持ちになる改革である。

うんたら協議会のまとめをやる。
役所からちゃんと指示がある。
それがわかっていれば
そうなるようにたくらんだのに。
1年過ぎてから、そう言われても困る。
会議をやって
その会議でわかった事実を書いて
その事実に対する考察を書いて
その考察から導かれる課題を書いて
その課題を解決する改善策を書きなさい、と
いうものである。
机上プランはよくわかる。
事実はそう進んでいない。
昨年度は
「学校評価報告書」
という立派なものができている。
これを目指せばいいだんだな、と思っていた。
今年度は
「学校運営連絡協議会実施報告書」
というものに変わっている。
話が違う。
指導主事の名前を見ると
2年前、勤務校にいた先生ではないか。
あの人がこの作文を作ったのだろうか。
論理的整合性はちゃんとしている。

ない知恵を引っ張り出して
あれこれ愚考をめぐらすが
全然進まない。
なんとか作文して委員長に持っていった。
指導助言を仰ぐわけである。

私としても、満足いく仕事ぶりでないので
面白くない。

試験実施要項をなくす。
自分が何をするのか書いてある丸秘小冊子である。
いよいよなければ
誰かのを借りてこっそりコピーするつもりだった。
しかし朝使ったものが昼ないというのはどういうわけだ。
♪吹雪吹雪氷の世界、と。
あるはずのものが見つからないと
どうも不安になる。
大げさに言うと
世界に対する信頼がなくなる。
お先真っ暗になる。
ところでものがなくなる、ということはありえない。
ものに関する記憶がなくなるのである。
だから、ものをさがすのでなく
記憶を掘り起こせばいいのだ。
つい1時間前の記憶が
もう10光年の彼方である。
情けない。

さて小冊子は見つかった。
職員会議資料の中に埋もれてていた。
職員会議資料は4月の日程を探すのに使った。
4月の日程は演劇部の活動予定を記入するのに必要だった。
演劇部は始めて卒業公演をやるのである。
そこで思い出すと
この日程表は金曜日に小体育館で記入したはずだ。
それが見あたらないので、
書き直していたのだ。

つまりなくしたものの連鎖がここに存在する。
発見である。

もう覚えられる事柄だけで
生活していくのがいいのではないだろうか。
予定表に頼らないで、
自分の記憶だけで処理できる事柄だけを相手に
生活するのが自然というものである。
自然に帰れ。

珍しく勤務時間通り帰る。
世の中は明るいねえ。

今日の一句
窓際にビーカーおいて日永かな   イシマ

  2日目
Date:2004年2月24日(火)

今日は仕事がたくさんある。
受験生が多いからだ。
監督2つ。
昨年と同じだ。

国語の問題。
漢字は書く方がむずかしかった。
知っている字だが、この読みからその字を思い出すのがむずかしい。
1番
昨年は、ワケあり家庭の心理的な話だったが
今年は少年たちの山登りで「ジュブナイル」って感じである。
それにしても文章で答えさせる問題が多い。
お兄さんの気持ちがわかるように自分が主人公になったつもりで
このときの気持ちを書きなさい。
主語のない悪文である。
だれに「気持ちがわかるように」かくのだ?
これは採点者にわかるように、という出題なのだ。
2番
デザインと自然の話。
いかにもの評論文。
選択肢もなんだかややこしい文である。
3番
李白と杜甫の話。
文法と古典の出題、となっている。

作文で回答する問題が多く、
これまた採点基準で難儀しそうである。

2時間目数学。
問題見て暗算でやる。
答えがすぐにでなかったのは
最後の問題ぐらいだった。
紙に書いてみないと
混乱しそうだ。
それにしても図形が多い。
恒例の文章題はどうしたんだ。
8割が私立中学の標準的な入試問題である。
それもずいぶん素直な問題だ。

受験生の鉛筆の握り方を見ると
私が習ったように握っている生徒は少ない。
親指と人差し指で丸を作って
その下に中指を添えて
その3本の指先でつまむように鉛筆の先を支える。
こうすると、3本の指の力で安定してしかも自由に動かせる。
これを「つまみ持ち」と名付ける。
今の生徒諸君はげんこつを握るような形で
鉛筆を握る。
親指と人差し指の間に挟んだり
人差し指と中指の間で挟んだり
ともかく2本ばかりの指で握って鉛筆の軸を押さえる。
動かすときは手首を回転させる。
これを「握り持ち」と呼ぶ。

6割方が握り持ちだった。

入試業務は細かなマニュアルができている。
こういう細かな指示をするのは教員の得意とするところである。
そしてその指示通りに動かないのも教員である。
自分で考える人は、マニュアルなんて無視するのだ。
自分の意見がない人はマニュアルなんてあまり読まない。
それで業務が滞りなく進行するのは、
まれに自分で判断できる上にマニュアルを良く読む人がいるからである。
こういう人が6人いれば学校はちゃんと動く。
今日も無事試験業務は終了した。

うんたら報告書。
グラフを工夫してみたが
母集団の性格と
アンケートの取り方が違うので
あまりいい結果のまとめかたとは思えない。

卒業式の会議。

そういえば
朝出勤すると
A教頭に呼ばれた。
役所に聞いたら、
科長と主幹は兼務できない、という。
要するに主幹に落ちた人間ならやってもいい
ということらしい。
そういうことなら仕方がない、
としか言えない。
たいした役職である。

5時過ぎ下校。

今日の一句
暖かさ墓場の梅がまた一輪  イシマ

  採点
Date:2004年2月25日(水)

入試業務の最後は採点である。
公表できない事柄が多く、
ここでも書きたい放題と言うわけにはいかない。
公務員の守秘義務と情報公開の兼ね合いというのは
どうなっているんだ?

昨日試験監督の時、問題を解いておいたので、
採点は迷うところがなかった。
業務順調に終了。

うんたら報告書を相変わらずいじってみたが
決め手はできない。
明日が最後の事務局会である。
結局そのための原稿は完成しないか。

簡単な集まりがあって私がJ科長になることが紹介された。

今日の一句
水温む北極熊の核家族   イシマ

  先が見えた
Date:2004年2月26日(木)

うんたら協議会報告書
朝からそれをやる。
昨日まで、形が付かないと思っていたことが
なんとかなりそう。
全体の4割終わったところで会議となる。
皆忙しいので、3人しかいない。
今年1年の最後の会議である。
立場上、1年間ご協力アリガトウございました。
と挨拶する。
ご苦労さまでした、自分。
有森かよ。
恥ずかしい。

3月の授業表を書く。
全部総合の学習の時間で
授業は1時間もない。
こんなものを出すと
役所がまた、授業やれ、とか
いいだすんじゃないだろうか。

高校生相手に授業日数だけ増やしても
ろくな事はない、と私は思っているんだが
最近はそう考えている人は少ないようだ。
勉強は自分でしなさい、
材料はそこら中にころがっているんだから。
多すぎて困るくらいだ。

課題、残り6割に取りかかる。
2割ほどやって勤務時間終了となる。
めずらしく勤務時間通り帰る。
こんな日は年に10日もない。
課題がなんとか終わりそうなので
いい気分のはずなんだが、
楽しいことなど何もなく
くだらない人生だ
などと夕晴れの空を見上げて
とぼとぼ帰る。

今日の一句
春はもういりませんこのまま晩秋キボンヌ   イシマ

  試験業務
Date:2004年2月27日(金)

入試が終われば
内部の期末試験に仕事はもどる。
今日は作問。
始めての科目なので
どう作っていいかわからない。

あらかじめ授業で使ったまとめプリント
その内容を形式を変えて出題する。
準備をして時間をさけば
それなりの結果がついてくる。
そういう約束事である。
そういう考えになじんでもらうのも
学校の役目か。

実習問題はHTMLをいじってもらう。
これも授業中にやった。
出題も予告してある。
これを機会にこの方法になじんでね、
その程度の試験である。
能力技能を評価する、という目的より
知識技能を定着するきっかけにしてほしい、
そういう意図である。
入学試験とはずいぶん性格が違う。

その目的に合わせて
問題を作っているつもりである。
あとはやってもらって
その様子を見て改善する。
なんとか8割方終わる。

会議。特に議論もなく終わる。
確認のための会議だからだ。

生物試験。
授業評価が統一用紙になったので
面白くない。
以前は返事を書いて渡していたが
それもできない。
集めて役所が見に来た時に見せるのである。
このやり方で、心ある教員の自尊心は痛んでいる。
「我々のやっていることは
そんな風に点検をうけるような仕事なのか
それほど信頼されていないのか」
とう思っている。

私は、いままで書いていた
生徒の評価に対する返事の機会が
なくなったのでつまらない。
また何か考えよう。

業務終了6時。
あたりは暗くなっている。

カメラの調子がおかしい。
スマートメディアを買う。
FUJIの新しいカメラは、
メディアを変えた。
互換性がないので、
また買わなくてはならないのか。

アドビのソフト(試供品)をダウンロードする。
アルバムソフトである。
写真が2万枚以上ある。
これが日付順に並ぶ。
こういうのが欲しかった。
VISUAL BASIC で作れるはずだ、
と思っていたら、とっくにあるというわけだ。
例の葬式用のソフトである。
スライドショーにしてBGMも流せるのは
製品版を購入してください、とのこと。
アドビは商売があこぎだからあんまり好きくないんですが、
4000円ほどなので、買うかも。

コタツで寝たまま起きたら4時。
TVを見る。
シャガールの恋人は若いときから
空を飛んでいた。
ひらけポンキッキ30周年。
短歌俳句セーラームーン
土曜日の朝である。

今日の一句
春日傘乳母車押す老婆かな   イシマ

  手伝い
Date:2004年2月28日(土)

引っ越しの手伝い。

吉祥寺9:52→ときわ台10:58→山吹町13:30→
赤羽15:30→池袋18:30

車で移動したので時間がまたたくうちに過ぎていった。

ふとしたことでPHPの説明文のサイトをみつけた。
いずれperlをやろうかと思っていたら、
phpの方がお気楽だと書いてある。

次から次へでてくるねえ。

今日の一句
季節柄あらぬ場所から蛇ニョロリ    イシマ

  王の帰還
Date:2004年2月29日(日)

指定席である。
生まれてからこういうところに座るのは
2度目だろうか。

入場の行列を下に見る。
おおお、人間どもがアリのようだ・・・
並ばずに指定席という入り口からはいる。
ポップコーンの券までついている。
3000円もしたのである。
(いつもはプレイガイドの前売り券1500円)

2階席でいいところだが画面が少し遠い。

映画は☆4つ。
3つでもいいくらいだ。
きちんと作ってあるのでそれに免じて。
3時間30分ほど退屈はしなかった。
西洋人の考えることは良くわからない。

9時すぎ帰宅。

今日の一句
うぐいすが鳴いた時から15年   イシマ


Akiary v.0.51