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  年度始
Date:2004年4月1日(木)

今年は管理職の異動がなかった。
珍しい年である。
校長・教頭(副校長と名称が変更になった)全員
昨年度と同じである。
スムーズに仕事が運んで結構。

もっとも主幹職は1名異動になっている。
一般教員の異動が3年から可能になり、6年で必異動となった。
つまりどんどん入れ替えよう、というわけである。
その一方で校長の認める者はその学校に留まれることになっている。
(これは進学校などで実績ある教員を確保する手段に使える制度である。
「名物先生」を学校に定着させることができる、とも考えられる)
この校長を教育長、教員を管理職と言い換えると
同じ事態が進行している、と思われる。

激しい制度改変で誰も先のことなどわからない。
みな心の中で勝手にしろ、と思っているのかも知れない。

昨日は廊下で去りゆく人とそれとない挨拶を交わしたが、
今日の廊下には見知らぬ人がいる。
なんだか立ち止まって窓から外を眺めている。
新しく転任されてきた方である。
その転入された方々に対する説明会に出た。
20名近くの転入者があった。
私の業務は文房具を配る、というどうでもいい仕事である。
教務ー生活指導部−相談部−ホーム部−保健部
とそれぞれの代表の話を聞いていると
自分の職場がよそのところのところのような気分になってくる。
代表の方は、全体的な立場で転入者に対して説明している。
はずであるが、それぞれの立場、考え方のバイアスが入る。
バイアスというと高級な感じがするが、偏り=思いこみ=個人的見解
と言い直してもいい。
聞いていて、ちょっと待ったー、と突っ込みを入れたくなる。
もちろん私の突っ込みには私のバイアスがかかっている。
同じ職場で同じ生徒を相手に仕事をしているつもりだと話が合わない。
同じなのは職場だけで、違う教員が違う生徒を相手にしているのである。
そこでそれぞれの個人的な見解をつきあわせて、それぞれの思いこみを
修正する機会をつくることは大切なことと思われる。
だが、昨今の風潮は担当者と責任者に任せて仕事を進める、いうことになっている。
対応は速くなっていくかもしれないが、見当違いの判断も増えているかもしれない。
もう少し事態の推移をみてみないとわからない。

演劇部OB登場。ビデオを持っていった。
仕事があってあまりお相手できなかった。
予定していたブツがなかったのは残念だった。
メールでの確認が不十分だった。

体調がもどって来たので、やっと仕事に取りかかる。
入学式関係の書類を3枚ほど作る。
それをもとにあちこちと調整する。
7時前頃までやった。

今日の一句
なけなしの貯金はたいて四月馬鹿   イシマ

  携帯止まる
Date:2004年4月2日(金)

昨日の続きをやる。
話があれこれ変わるので
なかなか終わらない。

午後は卒業生Sさんが来る。
課題作文14枚作る。
3時間かかる。
その後すぐ卒業生Fさんが
お子さん2人連れで来る。
生物室で遊んでいった。
その後卒業生へこみん氏が
肉まんを持ってきてくれる。

仕事は終わらず演劇部の様子も見られなかった。
携帯が電池切れ。
充電器が鞄に入っていると思っていたが
なかった。
午後から携帯が使えない。
私は困らないが
私の携帯に連絡している人たちは
困っているかも知れない。
パソコンメールで知らせようと思ったが
アドレスをはっきり覚えていないので
行き先不明で帰ってきた。

携帯なども便利なようで面倒ごとを増やしているだけとも言える。

7時頃帰る。

今日の一句
夜桜も散ったか雨音激し   イシマ

  こもりん
Date:2004年4月3日(土)

昨日できなかった分を
今日出勤してやるつもりだった。
春風駘蕩するいい陽気である。
今年の花も東京では今日で終わりだろう。
明日は雨だという。

でもなんだかおっくうで出る気がしない。
学コンをやる。
できそうで結論がでない。
あきるとドラクエをやる。
これはあちこちうろつくと先へすすむ。
前回はフローラと結婚したが、
今回はビアンカと結婚することにした。
子供も生まれました。

一応出かける気はあったので、着替えてはみた。
でもこたつに入って寝転がっているのはパジャマと同じ。
疲れると寝た。
そこいらへんにあるものを食べる。
締め切った部屋の中にいても
外の陽気がいいのはそこはかとなくわかる。

何人かの人に誘われているんだが、
出向く気は起こらない。

結局1日外へ出なかった。

今日の一句
春あけぼののめざまし天気   イシマ

  花冷え
Date:2004年4月4日(日)

昨日とうって変わって冷たい雨が降りしきる。
雑用こなして11時頃出る。
12時前に着く。
さすがに誰もいない。
昨日できなかった庶務レジュメ入学式要項など作る。
また話が違っている。
印刷はあきらめる。

1時に出る。
2時ちょうどに着く。
前回に引き続き
「それからの武蔵」
5回−8回を見る。
将軍VS武蔵が見応えがあった。
将軍の指南役を武蔵が断る。
それが剣の道である。
おみやげはさだまさしだった。
関白宣言とか。
5時半に出る。

吉祥寺で妻と合流。
恒例の喘息風邪攻撃である。

今日の一句
毎朝の納豆にふる春の葱   イシマ

  ラッシュ
Date:2004年4月5日(月)

まだ春休みだというのに
業務は分刻みの目白押しである。
(目自押し、ってどこから来た言い方なのか)
10:30出勤
10:45着任式・打ち合わせ
11:00分掌選任会議
11:30分掌会議
12:00教科会
12:30科目生受付
13:00科目生試験開始
15:00科目生試験終了
15:30職員会議
職会終了後打ち合わせ
17:00教科会
終了後新担任打ち合わせ
(終了は20:30ごろと聞く)
職員会議が押してきてJ教科会は中止となる。
私がやめようといいだした。
その後R科のお別れお迎え会。
駅のそばの北京。
参加者12名。
生物2・物理1・化学3・地学1・助手2・管理職2・カウンセラー(物理)1
となる。

今日の一句
ともかくも肩の荷下ろしご入学   イシマ

  AB勤
Date:2004年4月6日(火)

明日の入学式の準備があるのだが、
図書館問題について話し込んでしまい
始業式を一つ見逃した。
2つ目を見に行く。
校長:脳の話。
教務部:教科書購入方法変更、他
生活指導部:喫煙場所変更、他
相談部:相談部ガイダンス、他
保健部:健康診断、他
校歌のテープがおかしいので探しに行く。

ダビングを頼まれて宇宙のトゥルンをみたら
やはり面白かった。
本がいいんだな、これは。

部員と諸問題について話。
中央地区生徒委員会の準備。
会場校は出かけなくていいから
楽である。みな受付で遊んでいた。

戸山、暁星、日大豊山、大妻、十文字、駒込、新宿山吹
と良く集まったもんだ。
9時過ぎまでやる。

食事して帰宅11時。
これで明日は9時出勤で入学式。

今日の一句
やまやきが自然破壊のニューギニア   イシマ

  入学式
Date:2004年4月7日(水)

今年は卒業式から入学式まで
めりはりもなくだらだらと仕事が蟻の行列のように
引き続いている感じだ。
担当をやっているからだと思う。
会場場所の設定、いわゆるハード面の担当なので、
これはスタッフ業務といえる。
今日もわけがわかんないうちに
多少の混乱はありながらも
致命的な事態は引き越さずに終了した。
(と私には思えた。知らないところでいろいろあったかも知れない)

昨年の準備不足は、この伝言日誌のおかげですべてクリアーした。
紅白幕の準備、シート止めのガムテープ、掲示物
今年は一緒に担当してくれたWW先生が面倒もいとわずに
大変良くうごいてくれて、助かった。

今年のミス。
会場配置図印刷ミス
アンケート用紙昨年の年度のママ

保護者会用の机配置がしていなかった(これは何の連絡もなかった)

私の担当以外では(来年度のことも考慮して)
日程調整不十分(通信制入試との関係)
教室不足(各種委員会の時程との関係)
入学式終了後の進行
受付人員不足

とりあえずそんなところか。

J科に行くと私の机の上に教科書が積まれている。
教務から来たらしい。教員用と判明する。
これを配るのは私の仕事らしい。
何を誰に配ったらいいかわからない。
時間割表から割り出してK先生に手伝ってもらって
あちこち配る。
過不足がある。
教務に問い合わせて担当者に連絡。
そんなことをしているうちに6時半を過ぎる。

今日の一句
柳は緑花紅雨が降ったらなんまんだ   イシマ

  健康診断
Date:2004年4月8日(木)

歯医者に行く。
予約制なので約束の5分前につくように調節する。
ちょうどいい時間である。
「次の予約がはいっているからできません」と言われる。
受診カードをよく見ると
予約時間は30分前だった。
自分で勝手にこの時間だと思っていた。
来週の予約をとる。
勝手にドタキャンしたことになる。
もうヤバイ。
スケジュール管理してくれる秘書が必要。
パソコンに予定表が入っていたが、
年度更新で使えない。
それで忘れたのかも。
PDAでも使うか。
今持っているじじい携帯に
スケジュール管理の機能はない。
これといった名案は出ない。
以前なら、
しばらく悔やんでいたのだが、
すぐ忘れる。
これもじじい力であろう。

健康診断
昨年と同じ歯科である。
今年の世話役はデキる。
予定表から会場配置図まで
事前にすべて用意して
とどこおりなく終わる。
(昨年は私が世話役だった)

7時半までいた。
打ち上げに誘われる。
10時近くまでいた。
北京、参加者13名。

今日の一句
遠足でデビュー果たした山田くん   イシマ

  週末
Date:2004年4月9日(金)

授業がないオリエンテーション期間も週末となった。
今日は対面式・クラブ紹介。
放送部・演劇部の顧問なので、
その様子を見に行く。
プロジェクター・机・スクリーンなどを運ぶ。
プロジェクターは松本の修理センターに出したものである。
1週間としないうちに直ってきた。
速さ良し、代金は4万円ほど取られる。
電解コンデンサーとファンの基盤を替えた。
もちろん技術代(人件費)が一番高い。

昨年も書いたが、在校生がとても多い。
いいことだ。
以前はクラブ関係者しかいなかったものだ。
(でも、その頃の学内の空気が私は好きだった
 たとえば掲示物に**しなさい、とか
 してはいけません、とか書いていなかった)
新入生を前にして担任紹介がある。
担任が並んで順に自分の担当と名前を言う。
私は担任を離れているので、後ろから見ている。
一言二言話すだけだが、
みな先生なんだなあ。
教員は人の前に立って話す仕事である。
そのスタイルが体に染みついている。

演劇部は昨年に続いて、生板勝負である。
つかみはすごくいい。
「生きろ!」なんてカッコよすぎる。
後半だらだらする。
意味不明のママ暗転でおわる。
後ろに合唱隊を配置して
技術力がいつの間にか着いている感じだ。

部活紹介も勧誘のアナウンスもなく
ぶっちぎりの素材を投げ出して
不親切である。
(これは私のスタイルだった)
まあ、わかる人だけ来てください、というメッセージであろう。
1回目2回目見たが、1回目が良かった。
3回目は恒例の別物をやる。
これはこれで面白かった。
2回やると飽きるし人もいなくなる。
完成度を上げることに関心がない、のか。
昔からそうだった。

ゴミの車に乗って登場
田舎のカラスは田舎に帰れ!
なんて叫ぶ。
あれは面白かった。
そういう伝統は
勝手に伝わるのか。

会議2件
J科の顔合わせ。
資料というほどのものではないが
少し準備した。
企画調整会議。
これはいきなりである。
参加者は校長1副校長4係長3教務部相談部生活指導部ホーム部主幹計5
保健部1庶務部情報科1の15名
毎週やるんだそうだ。
私はこの中では2名しかいないヒラ教員のうちの一人である。
よせばいいのにでかい顔でいろいろ言う。
肩に力が入る。
わざわざ会議で事上げして物議をかもさなくても
あとでこっそり管理職に耳打ちでもしておけば
嫌われずに済むものを。
こんどからそうしよう。
1時間ほどやる。

まる2年ぶりに給食を食べる。
夜に牛乳を飲むのも2年ぶりである。
少し薄味だった。
減塩でもしているのか。
懐かしくもウマイ。
始めて食券というのをコンピュータ様に出してもらう。
コンピュータ様にお伺いを立てないと食べ物をもらえない。
ドレイの本懐である。

やや重めの飲み会は遅くに始まる。
11時半に閉店となった。

今日の一句
遠足は古河庭園花菖蒲   イシマ

  授業準備
Date:2004年4月10日(土)

午前中ネット業務。

スパムメールのたぐいは5割を越えた。
帰宅してメールを開けると40通程度入っている。
そのうち必要なのは10通ほどで
あとは不用なメールである。
ネットで買い物をしたとき
サービスでついて来たメールマガジンが多い。
ダイレクトメールみたいなものである。

スパムメールはSOHOBISINESSなどと書いてあるやつと
英語や文字化けのわけわかんないやつ
それから「だんなイイのがありますぜ」と文字不明の言葉で
書いてあるヤツ(そういうのはなぜかすぐわかる)
最近ではその半分にウィルスが着いている
そのウィルスはシマンテック社が削除してくれる
少し時間がかかるので、処理が終わるまでじっと待つ。

悪質なのは、サーバーからこちらに降りてこない。
メールのダウンロードが中断してしまう。
そうなったら、メール作業を一時離れて
プロバイダのサイトに行きWEBメールサービスから
そのメールを削除する。

パソコンはずっとつけっぱなしで
1,2時間は画面を見ている。
寝る前にメールを開けると
スパムメールの割合はさらに増えて7割ほどになる。
朝起きてメールを開けると
ほとんどが外国からのスパムメール
ロシア件名のメールには必ずウィルスがついている
ペレストロイカ!マカシェンコ!
ウォッカ?ウォッカ!
などと書いてある。

いらないメールは選択して削除する。
これがけっこうな作業である。
それで最近はメールを開けるのがおっくうになってきた。
この作業に時間を使う。
その後でメールを読んで必要な返事は必ず書く。

それから毎日撮った写真をコンピュータに入れる。
アドビのソフトを入れたから、この作業は楽になった。
それまでは、日付を入れたフォルダを毎日作っていた。
そこから写真を2枚選んで、1枚はソフトで縮小
ぱーこシティに載せる。
これも自動化したいんだが果たせないでいる。
1枚1枚ファイル名をつけて所定のフォルダにしまう。
もう1枚はぱーこ食に載せる。

毎日見るサイトを一巡りして
掲示板に書き込んだりする。
この辺で疲れてくるので
コタツに入ってTVをつける。

ニュース天気予報を見て
プレーステーション2の電源を入れる。
ほっておくと勝手に進んで
冒険の書1で止まっている。
テレビのチャンネルを替えると
すぐに冒険に出られるようになっている。

教会から冒険の旅に出る。
どこへ行っていいのか忘れているから
うろうろするうちにコントローラー握りしめたまま
寝ている。

起きるともう日付が変わっている。
風呂に入ってネット業務の続きをやる。
伝言日誌を書いて、せんたりんく、とか
山吹Q&Aとか、シネ・ファンとか
自分がやっているサイトに手を入れる。

一段楽したらまたコタツに入る。
TVをつけるとくだらない番組をやっている。
映画の時もある。
ついつい見ると寝ている。
次に起きるのは朝になる。

そんなわけで帰宅するとすぐにパジャマに着替える。

休日は午前中からそんなことをしている。
TVが「今日は外出日和です」などと言う。
先週もそうだった。
先週は1歩も出なかった。
今日は出勤するつもりである。
(当然交通費は自前出費。
 往復1000円はかかるから
 あまり無視できない。
 それでもこの不況な時代のチホー公務員、
 文句はいえない。)

途中寄り道などしていると
職場についたのは2時半になっていた。
例年は3月末か4月始めにやっていた作業が
今年は今日までやっていない。
1年分の資料を全部取り出して
使えるもの使えないものに分ける。
それらを見ながら1年分のネタを概観する。
試験が4回ある。
それを区切りにしてなんとなく流れを確認する。

大学ノートに4月からの日程を入れる。
1週間5日分をかたまりにして記入。
授業をやる日に番号を入れていく。
行事でつぶれるところは抜いて
中間試験までの日程を作る。
その後で、各番号に簡単なネタのメモを記入する。
細胞1とか、ビデオ顕微鏡とか、実験文字とか入れる。
それからそのネタの確認にかかる。

ノートは引き続き使っているので、
前を見ると1年前2年前の日程が書いてある。
それで大体先のことがわかる。

その作業に入る前にまず机の上を整理しなくてはならない。
郵便物や配布プリント、職員会議資料などが
一応形だけ整えて積まれている。
中を見て期限切れ不用なものを捨てる。
必要なものをまとめてそれぞれの場所にしまっておく。
このとき、使うかも知れないと思ったまま
2,3ヶ月たってしまうものがある。
そういうのを一気に捨てる。
課題郵便が箱いっぱいあったが
これはばっさりすてた。

途中で読んでいなかった資料や配布物を読む。
この前の職員会議資料もじっくり見た。
昨年10月の研究会の資料が出てくる。
読んでみるとかなり面白い。
学士倶楽部会報なんていう新聞も出てきた。
これも読んでみるとなかなか興味深い。
世界が違う、と思って捨てる。

そんなことをして3時間が過ぎる。
片づいたのは机の上と
日程ノートに日付を入れただけだった。
予想していた作業量の1/3が終わったぐらいである。

さすがに今日は誰もいなかった。
一言も口を開くことなく半日終わった。
定期券を6ヶ月分購入・。

帰宅7時前。

夜中、北斗の拳を見る。

今日の一句
図書館の詩集に栞クローバー   イシマ

  4月も中旬
Date:2004年4月11日(日)

例によってネット業務の後
学コンに取りかかる。
2題ほどめどが立つ。
それほどたいした計算じゃないのに
あちこちミスが多い。
頭で考えているのと違うことを手が勝手に書いている。
少し細かな計算が続くともう嫌になってくる。
根気が続かない。
この程度ならできたはずだという記憶が
現実に裏切られる。
3年目だから連続優秀者というのにランク入りするのが
とりあえずの目標なんだが、あきらめかけている。

そういえば来週はシスアドの試験である。
昨年の秋の回は演劇部都大会推薦で流れた。
今年は流れる心配はないが、
ほとんど勉強していないので、
さすがに少し焦っている。
日経の参考書を1冊買った。
それを通勤電車の中でやる。
試験勉強はそれだけである。
帰りの電車の中だと
3題ほどやるともう寝ている。
この試験の高齢合格記録は57歳だった。
なんだあと2年じゃないか。

ドラクエをやるが
ブオーンにやられる。
天空のつるぎを使うことを忘れていた。

午後遅くに仕方なく外へ出る。
2時間ほどで帰ってくる。

へこみん氏
S君
電話。

今日の一句
パンジー踊り子レベル3得意技ひじ鉄   イシマ

  春眠
Date:2004年4月12日(月)

暁どころか真昼だよ。
気が付くと時計の針が進んでいる。
昨日の続きをやった。

今年からまた新しい科目を担当することになった。
生物は新課程で、教科書が薄くなった。
3時間分の内容を4時間でやる。
ネタの削減はそれほど大変じゃないが
増量はけっこうやばい。
水増しにも味付けは必要だろう。

さらに理科総合B地学重視というのをやる。
これは私にとって未経験の科目である。
理科では、化学はやった。物理もやった。
生物はもちろんだが、地学だけはやったことがない。
理科Tでは扱ったことがある。
もう20年前の話だ。

今日は過去のプリント類をすべてばっさり捨てる。
大分な量になった。
その時その時作ったものの集積である。
過去の遺産を食いつぶして生きていく年齢だと思うが
その遺産を全部捨てたようなものだ。

J科の授業名表が来る。
誰がどんな科目を担当しているか
ほとんどわからない。
困っていると助け船がやってきた。
さっそく荷物を全部丸投げにする。
やれやれ助かった。

研修会。
一人の生徒のために
ずいぶんたくさんの人が集まった。
職員会議よりはよほど実のある会議だ。

へこみん氏、由緒正しいおにぎりを差し入れてくれる。
Iさん、沖縄土産になぞのイルカの木彫りのケース。
ありがとうございます。

帰宅後またしても寝てしまう。
2度寝の習慣も2年目にはいる。

今日の一句
白い花赤い花今年も咲いた   イシマ

  春寒
Date:2004年4月13日(火)

10度も気温が下がる。
今年はこういうたぐいが多い。
異常気象というべきか。

学コン残りやる。
なんとか締め切り間際に投函。
受講生名表を教務手帳に貼る。
この作業をやると
だんだん授業の様子が見えてくる。
エクセルで作ってもいいんだが、
一度作ったら、入力など面倒であまり使わなかった。
平均点は計算機でいいや。
それでノリとはさみで作った。

演劇部ニュースNO1を作る。
新入部員が6名。
全員女子。
イケメンのジャニーズ系募集中。
イケメンでひねくれたヤツを頼む。
演劇部ミーティング。
今年は小劇場公演という新企画である。
いろいろ問題がありそうだが
なんとかこなしていくであろう。

前部長引退宣言。
紅茶はリプトン!の鮮烈なデビューからもう3年か。
世代交代とはいえ、さびしい限りである。
久しぶりの天才肌だった。
その才能を損ねないように、ヨロシク。

7時半頃までやった。

Csidenet、1年分振り替え入金。
授業準備もそのほかの雑務もまるで進まず。

今日の一句
花盛り何の花だか知りもせず   イシマ

  授業始め
Date:2004年4月14日(水)

まず課題ハガキ投函

次に直前にネタをいくつか印刷する。
ながいちゃんの必殺プリントを少し手直しして転用する。
人の脚本を演出する感じである。
結局例年の型どおりの展開で行くが、
微妙に反応が違う。
それは微妙にこちらが違うからだ。
相互関係なので、どちらがどっちとは言いにくい。

良く最近の生徒さんで違ってきたところはどこですか?
などと聞かれる。
人間関係に属する事柄は、当事者に聞いてわかるのは
当事者の意見で、客観的な事実ではない。
第3者が一定の基準をもって観察して始めてわかることではないだろうか。

次に会議のネタを作る。
結局最低ラインのアンケートまとめしかできない。
あっさり会議をやると、その後で連絡が来る。
それを加えて短いまとめをつくり事後処理する。

演劇部新入部員の事務処理。
システムの部活のところに入力。
生徒部と担任に報告。
そんなことをやっていると7時近くになる。

K君S君電話。
4月にしては珍しくやめたい病が起きている。

Iから電話。
K君のお父さんが亡くなった。
90歳を越えるか。
明日通夜、翌日告別式。
Iは親交があるが私はそれほど親しくない。
それはIもわかっている。
一応知らせておく、とIは言った。
他に用事がなければ出かけてもいいところだ。

今日の一句
山吹の春も十四を迎えけり   イシマ

  JJIの会
Date:2004年4月15日(木)

まったく忘れていた。
廊下であった人に教えられる。
言われて見ればそうだった。

授業はアルゴリズム
自己紹介はこのサイトさくさく見せればいい。
こんな感じです。
自分が見ているところが出てくるので
わかりは早い(はずだ)

午後は生物をやって、提出物の○ツケをして
演劇部を見に行った。
なんだかワークショップ風になってきた。
ロールプレイをやっている。
なかなかスリリングな展開である。

JJIの会の時間なので抜ける。
途中寝る。
それでも8時半までやった。
それから北京。
グチのようなうわさ話のような
飲んだ時の話、っぽい話をする。

10時過ぎに出る。

今日の一句
鞦韆でかけた前歯を40年   イシマ

  歯科
Date:2004年4月16日(金)

20年以上お世話になった、家庭医ともいうべきS先生。
病院の経営上の理由で突然廃業になった。
先生はそのときすでに嘱託で
「僕はもう2度目の定年ですから」と言っていた。
もう治療はしないだろうと思う。
職人かたぎの名医であった。
それが昨年の9月。

それから少し調子が悪くても、
我慢してその場をしのいでいた。
先日ついに休日診療に出かける事態となった。
応急処置はしてくれた。
かかりつけのお医者さんに行ってください、と言われた。
行き先がわからず途方に暮れた。
持つべき者は同僚である。
以前話の出たI医院を紹介してもらった。
職場から近い。
きれいな衛生士さんがいるという。
さっそく電話で予約を取った。

昔かたぎのS先生とは大分治療方法が違っている。
セルアニメと3Dみたいだ。
ミッキーマウスとトイ・ストーリーというか。
あまり説明になっていない。

まず椅子が違う。
今のは完全に横臥する。
こうすると施術はしやすい。
口を開いているので、唾液が喉に流れ込んでくる。
これをためておくと咳き込みそうになる。
そこをじっとこらえていると
喉に痛がゆいもどかしさが走り
涙が出てくる。
吸入カテーテルはあるが、
顔面が上を向く構造上
下に流れ込む唾液は吸入しずらい。

次に薄いゴム手袋をする。
ゴムの味がする。
感染症防止には当然であろう。

かってのS先生は手袋を嫌った。
歯科助手のNさんもしなかった。
かすかにクレゾールの匂いのする
乾いた冷たい指先が触れる。
痛みはすぐおさまりそうな気がした。

歯石を取った。
ドッグ入りのタンカーの
船底に固着したフジツボを
こそげ落とすように
カリカリ取ってくれた。
30分ほどかけて電動のポリッシャーも動員して
入念にやってくれた。

1040円だった。
3割負担である。
手間を考えると
リーゾナブル。
職場に近いので
時間休も半分ですむ。
移動の経費・疲れも少ない。

今年の自分の時間割を作る。
それにあわせて基本的な仕事の配分をする。
理科と情報科と2つの職員室にいる時間を決める。
ネタの仕込みとそのほかの仕事をする予定を立てる。
なんにでも使える時間も確保しておかないと
仕事が積み上がることになる。
書類書きや会議の時間も当然はいる。
授業6割雑務3割生徒1割といった感じになる。
これは正規な勤務時間内のことで
休日出勤ドレイ残業は
雑務4割ネタ3割生徒3割
ぐらいであろう。

1週間の時間割ができたので
次は具体的な作業工程を決める。
まず机の片づけから入るのだが
これがまったく終わらない。
次から次へ目先のことを処理するのに手が一杯で
処理システムを作る時間がない。
J科回覧のシステムは半分できた。
場所も確保した。

処理システムが終わらないうちは
安心して仕事がすすまない。
今年は担当科目4つのうち
3つが新しいものなので、
それだけでも大変である。
雑務も昨年同様なのは一つだけ。
その一つも人員が1/2に削減された。
定員削減のしわ寄せである。
新しい雑務も一つ抱えた。
会議も毎週やるという。

その毎週ヤル会議の2回目。
先週「こっそり耳打ち」と思ったのに
もうつっこみ隊になって
あぶないことを口走っている。
こまった性格である。

その会議の中で検討事項が出た。
たいしたことじゃないが、
私の仕事である。
さっそく確認用紙を新しく作り事務方と調整して
1件落着となった。
これで7時半となる。

オフ会に遅れそうになる。
乗り越し精算の機械が故障する。
ネットで落とした地図を頼りに店らしき所へ行くと
面識ある方々がやってきたので
場所を間違えていないことがわかる。
そこへ電話が入る。
大切な用件のようだ。
追って連絡することを伝える。

16名ほど集まって
大いに盛り上がっていた。
今日は遠方より上京した方がいて
その方の(ための)集まりだったが、
もちろんそれは口実で勝手に集まって
盛り上がるのである。

30代中心の大人の集まりである。
私など呼んでもそれほど面白くないと思われるが
まあ害もないので呼んでくれるのだろう。
会いたい人もいるが、
つきあい半分で来たつもりだった。

それがいざ出てみると、
けっこう自分が気楽になっているに気がついた。
私が教員をやっているのは知れているから
みなさんは「ぱーこ先生」などと呼んでくれる。
それもなかなかいい感じなのだ。
(普段は職場の外で先生と言われると
 無意識に身構える感じがある)
なんだか自分はこの集まりの人たちが本当に好きみたいなのだ。
これは自分でも少し驚いた。

中抜け1時間で大事な用事。
またもどったが時間はまたたくうちに経った。
10時には出ようと思っていたが、
出たのは40分を過ぎたところだった。

11時半帰宅。

今日の一句
春泥に足を取られて大往生   イシマ

  初夏
Date:2004年4月17日(土)

またたく間に夏になっている。
ネット業務の後、出勤する。
今日は卒業生のビデオ撮影におつきあいする。

今年から職員は首から身分証明カードを下げ
生徒は生徒証を示すことになった。
卒業生にはまだ証明カードがないので
一応お着きあいすることになった。

2時間ほどで終わる。

その後生物の感想文チェック
科目が変わってもすることは同じである。
椅子に座ったまま寝る。
シスアド問題を2題やった。
明日は試験である。
とても準備完了とは言えない。
ま、様子見だな。

この4月に異動した人が
ひょっこり現れた。
異動先で生徒の授業評価をすることになった。
前の学校でやっていた、と言うと
それを持ってきてくれ、と言われて
取りに来た、とのことである。
元気そうだった。
生徒指導の厳しい(今の職場からすれば、どこでもきびしい)
ところへ行ったので、慣れるまで大変だという。

5時になったので帰る。
高円寺でQB床屋
並んでいた。
髪を染める。

今日の一句
とれる実はすべてはがして蜆汁    イシマ

  不首尾に終わる
Date:2004年4月18日(日)

初級システム・アドミニストレーター試験。
9時半始まりだが8時40分ごろ会場に着く。
さすがに人はほとんどいない。
6階の自分の座席を確認してまた外へ出る。
9人×3列という恐ろしく狭い教室である。
専門学校予備校はみなこんなものだ。
都立高校も独立採算で会場に貸せばずいぶんともうかると思うぞ。

午前中は80題の単文試験
午後は7題の長文試験
時間はいずれも2時間半150分である。
午前中はいくつか不明問題はあるが、
1時間半でなんとか書き上げる。
解答はセンター入試でおなじみのマーク。
見直したら5題連続してマーク抜けが
2カ所もあった。
もうろくしてるねえ。

早めに出て高円寺界隈で21世紀の記録である。
昼食はそば屋にはいる。
どうってことない店だった。

午後は1時から。
1題平均20分で解いて
10分で見直し、という時間配分だが、
1問目で45分かかる。
なんだか眠くてとろーん。
ああでもないこうでもない
とはじめからひねくりまわしている。
出題はデーターベースの典型問題で
問題集に類題が必ず出ているものであった。

さすがにこれはまずいと思ったが、
とろーん状態変わらず。
4題解いて残りが45分となる。
1題15分か、と思ったが
5題目に30分かかる。
残り15分で2題は無理。
なんだか山勘でマークだけしておいた。

長文問題は
読解力・計算力の勝負である。
内容は線形計画法で、
昔の都立の高校入試数学の最後の問題に似ている。
計算は1次関数で、基本は比例式である。
ただ条件が多い。
公務員試験にあるような情報処理能力を見る問題と言っていい。
こういうことには自信があった。
はずである。

まず問題の内容が入ってこない。
だから計算ができない。
いい加減に選ぼうと思っても
内容が飲み込めていないので
選択肢を2つに絞り込むことができない。
これは年なんだろうか。
以前なら、こんなはずじゃない!と激しく後悔するんだが、
まあ仕方ないな、とたそがれ清兵衛を決め込んでいる。
向上心が薄い。
めがねをかけなければ問題文も読めないようじゃ
そろそろこういうことをやめたほうがいいのかも。

昨日から鼻水滂沱の風邪気味である。
毎年この時期
葉桜の時期は風邪気味。
3月4月の疲れが出るのだ。

なんだか初夏のようなまぶしい日差しの中を
よろよろ駅まで歩く。
このまま帰る気もしないので
吉祥寺で時間をつぶす。
映画の時間を見てちょうど都合のいい
ディボース・ショウを見る。
コーエン兄弟★3つ。
相変わらずトリッキーな脚本だが
気の抜けたビールのようだった。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズがまあ見られるけど、
これもある種の退屈な典型と言えなくもない。

外に出たらもう暗かった。
春宵一刻値千金の日暮れ時。
井の頭公園を抜けて
ひとりよろよろ帰る。

今日の一句
海市には別の自分の別の日々   イシマ

  今年
Date:2004年4月19日(月)

の月曜日はどんな感じで進むのか。

昨年は授業が6時間続いた。
新ネタが真ん中にあって
昼食もままならぬ日が
1年続いた。

さすがにまいって
今年は4時間に減らした
(別の日が増える)
教員の1週間の授業担当時間は決まっている。

まずネタを探す。
今年はながいちゃんのを使う、という方針でやる。
いくつか直して印刷する。
教材の切り取り方、視点が違うところが面白い。
穴あき問題は答えがない。
適当に作る。
答え合わせをしたら微妙に違う。
それは注目点が違うからだ。
どとらが間違いとも言えない。
両方あっている、としておこう。
プリント3枚作る。

昨年は教科書を自分なりにまとめて
パワーポイントで板書するレジュメを作っていた。
こうすれば毎年使えると思った。
それを見ながら授業する。
パワーポイントは説得するのにいいツールだが、
授業を受けるツールではないような気がしてきた。

それで今年はアナログでやる。
A4の方眼紙に板書の元ネタを鉛筆で書く。
1枚書けばそれで30分は持つ。
書いているうちに関連事項を思い出す。
それでラフスケッチをしておいて
あとはそのとき任せにする。
それをなんとかつくって
実験室を掃除して
返却プリントを整理していたら
時間になった。

同じ授業を2回やる。
1回目はわからない。
2回目はその経験の上なので、
2回目の方が反応がいい。
このコツがまだわからなので、
1回目の方が授業時間が長くなる。
ごめんね。もうじき調節できます予定。

2時間目は実験なので、片づけなどやっていると
昼食時間は30分もない。
だから先に買っておいた。
(実は弁当らしきものをつくっておいたのだが
 忘れた)
午後も2時間やって
終わったら、回収したプリントチェックする。
ここで睡魔様がいらっしゃる。
椅子で寝る。
目が覚めたら会議の時間だった。
45分やる。
たまには勤務時間どおり帰りたいが、
すでに退勤時間は過ぎている。

部活の諸連絡をすませて
課題ハガキを書いたら6時。
結局1日やらなければならないことで埋まっていた。

今日の一句
毎年の桜隣家のやつで済み   イシマ

  C勤
Date:2004年4月20日(火)

通称デパート勤務という。
10時過ぎに出勤して7時過ぎに終わる。
2時間時間がずれる。
いいようでいて
中途半端で困る、というのが
おおかたの評判である。
ま、私にはどうでもよろしい。
どうせ時間は外枠だけである。

午前中は演劇部の名簿を作る。
それからJ科関係の仕事を少しやる。
同僚に不幸があった。
木曜日がお通夜、金曜日が告別式である。
応援にいかなくていいのか。
どうもはっきりしない。
様子を見ることにする。

部員の写真を撮る。
応募するんだそうだ。

午後は理科総合B(地学重視)の仕込みにはいる。
地学専門の先生にネタビデオを教えてもらう。
後は例によって授業はじめのプリントを作る。
教科書を読んだ。
やっていくうちに名札を作る、とか
アンケート質問はどうするか、とか
いろいろ思いつくが時間がたりない。

情報産業と社会
これは大先生の授業を手伝う。
人の授業を見るといろいろわかって
大変参考になる。

理科総合Bは
惑星の話をぶちまかしていたら
時間はどんどんつぶれた。
A4版ネタノートをつくれなかった。
ビデオもいまいち難しかった。

来週はなんとかするか。
結局帰りは9時を過ぎる。
CB勤といいます。

今日の一句
肩出してはっぱ茂らせ花大根   イシマ

 
Date:2004年4月21日(水)

今年は夏が早い。
今日も暑い。
今日も1日用件で埋まった。
生物ネタ仕込み。
ながいちゃんのプリントはやたらに量が多い。
これを全部印刷して配ったらちと大変。
プレゼンツールがあれば見せて説明するだけで十分だろう。
と思ったりする。
会議資料印刷。
これもどっちゃりある。
技術の進歩は無駄な資料を増やしているだけの感じもする。
34授業。
午後は会議が2件。
教科会・職員会議。
どちらも目いっぱいやる。
演劇部の様子を見に行く。
この暑さにやられて
マングローブ大先生のご登場である。
相変わらずお元気そうだった。
好き勝手に暮らしていると
人間こうもいい表情になるものか
私にはとても届かない境地。
雑用やって6時になる。

1年ぶりに自宅でビールを飲んだ。

今日の一句
幼虫の期間が長い蝶の生    イシマ

  まだ暑い
Date:2004年4月22日(木)

まだ授業のルートが整備できていない。
生物関連のプリントチェック、材料の準備等。
微生物はほっておくとどんどん弱る。
暑くなると消耗するのは、人間も微生物も同じである。
細胞の代謝は共通だから。

アルゴリズムも2年目になると
先の見えている安心感はある。
始めて通る道は、ずいぶんと長く感じるものだが、
慣れてくるとあっさり通り過ぎるものだ。
そのうち、その道を通るのが楽しくなってくる。
まだそこまでいっていない。

演劇部関連の連絡をあれこれつける。
いままで外とのつきあいはしてこなかったが
昨年から他校との関係が増えた。
これをはげみに+に生かせるか
それとも加重負担になってつぶれるか
微妙なところである。
ま、たいていの面白いことがそうだけど。

ご不幸関係は、受付要員としてお手伝いさせていただくことになった。
こういう役割は始めてである。
始めてのことなので、お役に立てるかいささか心配であった。
いざやってみると、なんということなく無事勤めを果たせた。
たいていのことがそうかもしれない。

8時帰宅。
呼び出しがあり外で話。

今日の一句
若芝の絶えて役目のなかりしか    イシマ

  道草
Date:2004年4月23日(金)

歯医者の予約が11時15分。
中途半端な時間である。
取り合えず午前中、時間休にして
こもりんするか、と思っていたら
用事が出来た。

ご近所の名門T高校へ慰労訪問に行く。
昨日つながりだと
マングローブ大先生はこのT高でも
教鞭を執られていた。
自伝シリーズに述べた、
浪人時代に私が片思いした女子高生は
このT高のFに思いを寄せていた。
Fは甘いマスクのスポーツマン(テニス部!)で
現役で東大理1に入った。
37年前の話である。
それから14年後に私は東大に入るが
そのクラスメートだったGさんが
今T高で苦慮に立たされているという。

慰問品は
死ぬほどウマイ
トマト
死んだアサリも
生き返る塩

いずれも小笠原の名品である。
それをYUZAWAYAの袋に入れて
渡してきた。

歯医者までの時間が余る。
散歩がてら
T校からW大文学部を通り
さらに茨木の中学校が乗っている観光バスが止まっていた大隈講堂まで行く。
職場に行くか、とも思ったが
開いていた喫茶店に入り
学コンを少し考える。
3番はすぐに方針がたつのでいける。
1時間ほど時間をつぶして
本屋で「死の壁」を購入。
この前本を買ったのが
「バカの壁」だったから
6か月ぶりか。
ミーハーな買い物である。
道草ついでにはちょうどいい。

歯医者は歯石を取って
レントゲン。
きちんと調べておこうという態度は好感が持てる。

相変わらずプリントチェックの日常業務、
毎週やる会議。
今日もまたつっこみ。
その後、庶務部、J科の回覧ブツを作っていると
6時近くなる。
週末でも行く所などないのでそのまま帰宅。

今日の一句
藤棚の下は砂場でネコのくそ   イシマ

  寝る
Date:2004年4月24日(土)

実は昨夜2度寝の後、
TVを見た。
スタンリーキューブリックの伝記物。
なかなかきちんと作ってある。

その後、あちこちチャンネルを回すと
結婚ドラマをやっていた。
縁起を担ぐ女が面白い。
なんとなく見て、
寝るのが5時前。

それでも8時前には起きる。
ネット業務をやって、
フル・メタル・ジャケットを見る。
昨年12月から見よう見ようと思っていたビデオ。
卒業生の芝居を見に行こうと思っていたが
時間が過ぎる。
パジャマである。
冷蔵庫を開けて何か
生餃子があった。
5個調理する。
中華屋でのバイト経験は伊達じゃない。

食べると眠くなる。
まだコタツ。
起きると4時頃になっている。
なんだか昼間から病人だね、
とか思いながら
くだらないTVを見る。

ネット環境を整備しようと思っていたが
それもせずにだらだらコタツとパソコンの間を
行ったり来たりしているうちに
夜も更ける。

今日の一句
わけもなく登って降りて土手の春    イシマ

  日曜日
Date:2004年4月25日(日)

やはり夜中に起きてTVを見る。
夜中といっても明け方に近い。
最近は教育テレビが面白い。
アラビア語講座とか
高校通信教育地学とか
なかなかやってくれます。

ネット業務の後、今日こそはと出かけた。
東中野で芝居を見た。
金のかかった高校演劇と言った感じだった。
話も演技もそんなもので、
私の隣にいたおやじが
舞台に向かっていちいちつぶやく。
そうだ、ブス!とか
やっちまえ!とか
最後にはフラッシュばちばち焚いて
写真撮っていた。
関係者かなと思っていたら
場内明るくなって
「なんだ、みんな何も言わないですごくまじめに見てるじゃないか。
調子狂ったよ」
と私に言った。
私はあいまいにうなずいてその場をやり過ごした。
してみると関係者でもないのか。
まあ★3つ。

出口にいたOBに
「いつも早く帰るんだから」と引き留められる。
20分ほど話。

吉祥寺でキルビル2
こっちはタランティーノ節炸裂の★4つ。
音楽の付け方、あいかわらずでいいわ。

これで休日は終わり。

今日の一句
桜蘂散って休みに突入す   イシマ

  月曜日
Date:2004年4月26日(月)

後半が連休に入るとなると
そこはかとなく休みモードが漂っている。
ネタの仕込みを1時間ほどやると
もう疲れている。
昨年まで使っていた教材は
一気に捨ててしまった。
それで慣れないネタをこね回している。
結局午前中前半はそれでつぶれる。
34授業。
短い時間で昼食をかっこみ
56授業。
終わると疲れ果てて寝ている。
プリントチェック出来ず。
この前頼まれていた
スライドプロジェクターを見つける。
マングローブ大先生が使っていたものだ。
最近はパワーポイントばかりで
スライドなど使う方は少ない。
30日の講演会で使う。
講演会といえば、
保護者の方にも解放している。
映画教室を見てもいいですか
と問い合わせがあった。
微妙なところだが、
主旨が違うので、とお断りした。
著作権に絡む問題も生じそうなのだ。
今年から授業で使う教材だと
著作権をそれほど気にしなくても
使用できるようになった。
くわしくはこちら
でもこの例は明示していない。
あやしいことはとりあえず
やめておく、と言ったところだ。
返事をしてから、
今年からその担当でなくなったことに気がついた。
演劇部関連業務に入る。
ついつい手を入れていて
7時になる。
月曜日はしっかり働く日となりそうです。

今日の一句
ぶっかけのレバニラ炒めを流し込む   イシマ

  強風
Date:2004年4月27日(火)

なんだか落ち着かない日であった。
火曜日はC勤。
遅く行くけど、まだ慣れない感じがする。
昨日のプリントチェック業務
ネタを探してうろつく。
演劇部関連ネット業務。
午後は使えるビデオを下見しておく。
78910(3時から7時)と
世間では放課後と呼ばれている時間帯に
4時間続きの授業がある。
わーい今日も給食だ。
8時下校。

どうも現実感が希薄。
スパムメールが半分以上になってきましたので
メールアドレス変更中です。
以前のも残しておきますが、
mash1@or.tv でよろしく。

今日の一句
畑打つやほどよい疲れのある暮らし   イシマ

  ゴールデン・ウィーク
Date:2004年4月28日(水)

黄金週間という名前がスゴイ。
パチンコ・スロット屋の看板のように
キンキラ輝いている感じがする。
さわやかな風に好天が続く。

毎年この時期に風邪気味になるように
私には疲れがたまる。
今日は行事である。
年度初めの仕事が一段落して、
皆書類書きに追われている。
週案に自己申告書
プロジェクト表に15年度の自己評価
まあやっておいて悪いことではないが
程度問題ということはある。

無駄なことをさせやがって、
と口にはださないがみなさん思っている。
この時間にもっとやるべき他のことがある。
そうも思っている。

今日はひとつの分掌の自己評価とプロジェクト表を書いた。
私は2つ担当しているから、もう一つは後になる。
自己申告書は書く時間がなかった。
会議2件。

物事を決める会議のはずが
不満とぐちを言い合う場所となる。
私は何かを決めて報告する立場なので
不愉快である。
そういうことは飲み会でやってほしい。

演劇部関係のネット業務を少し。
飲み3時間ほど。

今日の一句
夏みかん今どき見かけぬおさげ髪   イシマ

  「熱海」大会
Date:2004年4月29日(木)

熱海殺人事件、つかこうへいである。
つかこうへいの作品ばかりを集めて
高校演劇部にやってもらう、という企画が
「熱海」大会。
今年で4回目を迎える。

高校演劇部の交流企画でもある。
参加校は16校。
これらの学校の生徒が
合同チームを作り
つか作品の一部を上演する。
なるべく他校とまざることを考えると
16チームになる。
始めて当日会ったのに
3時間先には一緒に芝居をやっている。

大変教育的な企画である。
企画者はお二人で
驚くことにこれが全部ボランティア。
こちら

集合9時解散は5時を過ぎた。
わが校の生徒も4人参加しているので、
私も見に行った。
つかこうへい作品を芝居で見るのは
始めてである。
鎌田行進曲は映画でみた。
テーマは一貫していて
見ればすぐにつかこうへいだ、とわかる。

16作品みると
それがよくわかる。
私の世代の話である。
現役高校生がやると、
zen、学連、と聞こえる。
アクセントが違う。
昭和は遠くなりにけり、である。
私の個人的な感慨とは別に
芝居は大変面白かった。
うまい下手はあるけど、
脚本の力というのはすごいもんだ。

終わってすぐに歓送迎会に行く。
15分ほど遅れた。
去って行った方の挨拶、
異動されて来た方の挨拶。
それが一通り終わって
ゲームとなる。
いつもながらの入念な準備。
担当は大変である。

9時過ぎ終了。
以前はこの後カラオケなどに乱入したこともあったが、
もはや時代は代わった。
ひとり飯田橋から帰る。

今日の一句
田螺のろのろ動く   イシマ

  講演会
Date:2004年4月30日(金)

歯医者に行く。
もう根本の骨が溶けているから
使えなくなるのは時間の問題。
支えている歯が1本しかない。
そういうことなのはわかっていた。
レントゲンでそれを確認しただけの話だ。

それで午前部の人気教授の話が聞けなかった。
午後の名誉教授の話を聞く。
脳の話である。
脳幹・辺縁系・新皮質の役割分担の話だった。
スライドもわかりやすい説明だった。
私の新皮質は活動を休止
脳幹だけは平常業務だった。

例の会議。
今日は司会だったので
つっこみはほとんどなし。
インチキ野郎とメーワク野郎の2分法以外に
漏れていた分類があったのに気がついた。
カン違い野郎というのもいるな。
これが3つそろうと大三元だよ。
すごいねえ。

自己申告書書こうとしたが
進まなかった。

教育実習の参加申込書に確認印
また初代校長からの紹介で
教育実習生の打診があったという。
これは少し整理の方法を考えないといけないな。
来るものをその場その場で対応していたら
処理仕切れない。

6時過ぎ帰る。
クラブ関係で熟考を要するメールが来た。
ちょっと解決がつかない。
最近この手の問題が多い。
とりあえず対応しておいたが、
課題は残る。

シュークリーム30個予約。
帰りに和算の関和孝の墓を見つけた。
意外と近所にあった。

今日の一句
ゴールデンウィークひきこもりバンザイ   イシマ


Akiary v.0.51