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伝言日誌 バックナンバー


  三昧
Date:2004年8月1日(日)

やっと予定のない日が来た。
iBookG4をいじる。
簡単なことがわからない。
例えば、ファイルの名前を変えたい。
windowsなら右クリックで一発だが、
Macだとどうか。
あちこち開いてみるが、どうもわからない。
helpでひとつひとつ検索する。
何のことはない、returnキーだった。

そんなことをしているうちに
時間はどんどんすぎる。
明日のネタにセンター入試をやる。
数学1Aの2次方程式
5題60分だが10分で解いてマークしたり検算したりする。
ストップウオッチで計りながらやる。
7分から9分でいける。
計算間違いは例によって起こる。

食べるものがないのでコンビ二へいった。
おにぎり4個買ってくる。

次にfetchを設定する。
これもよくわからない。
このhelpは英語である。
読んで読めないことはないが、
もう面倒くさい。
googleで検索をかける。
日本語の公式サイトを見つけるが
大した情報はない。
後は試行錯誤である。
やりたいことがはっきりしているので
なんとか接続のショートカットをつくることに成功する。
HTMLもテキストエディタで開いたらできた。
リッチテキストを外すのがコツだった。
やっている自分でもなんだかわからない。
一応使えるので、これでよしとする。
そのうちわかってくるだろう。

1日こもっていたので、吉祥寺まで歩いていく。
シュレックを借りてきた。
星4つ。
シネマスケープのコメントを全部読む。
これは私と受け取り方がだいぶ違っていた。
キャラ設定に対する思い入れが違う。
アメリカも屈折してきたようだ。

今日の一句
スタンドにひまわり娘大いに笑う   イシマ

  補習
Date:2004年8月2日(月)

4人の申し込みがあったが、
結局1人になった。
と思ったら、申し込みがなくて
1名来たので、2名となる。

今年度の実物をコピーして
12分ほどでやってもらう。
全然できない。
まったくわかっていないとわかったので、
2時間かけて解説する。

授業では、いま平方完成をやっているところなので
できないのは無理もない。
その平方完成も文字式はない。x2乗の係数は1である。
センターのレベルとは1段も2段も違う。

なんでも大学というものがあるらしい。
そこに入るのは試験というものがあるらしい。
その試験は高校を卒業すると受験できる。
じゃ、高校を卒業すればその試験もできるんだろう。
その程度の認識である。
いやホントなんだって。

誰だって始めはそうなんだ。
でも気づく時期ってもんがあるだろう、とは思う。

明日もやります。
ここから初めて
3日で6割は得点できるようになれば
大成功である。

今日の一句
朝晩のしのぎやすさよ八月二日    イシマ

  69
Date:2004年8月3日(火)

お楽しみはこれからだ
と言われてみたが、お楽しみにならなかった。
歌舞伎町で69を見た。
★2つ。
妻夫木クンに高校生はやはりつらい。
どちらかが50歳以上の夫婦だと二人で2000円
という映画入場サービスをやっている。
以前はプレイガイド探して一人1300円の入場券を買って
入っていたから得をした気になった。
安けりゃいいってもんじゃない。

講習2日目。
参加者は一人になった。
もちろんやります。
それ以外の仕事は進まなかった。

今日の一句
雲の峰ふとたちどまる交差点

  どうすか
Date:2004年8月4日(水)

40年来の友人Aから電話がある。
1年に一度くらいしか会わない。
新宿へ出る都合があったので、
そこで落ち合うことなる。

Mac純正のマウスは7000円もする。
iPodが予約しないと変えないので、
これを買うことにする。
ヨドバシカメラの2階である。
そこで落ち合った。
最近は携帯があるので、
待ち合わせる場所などきめない。
時間だけいい加減に決めて
あとは適当に連絡をつける。

それから京王デパート屋上のビアガーデンに行った。
36年前はここでビル掃除のバイトをしていたのだ。
内装はかわったけど、位置関係は変わらない。
特に話もない。
舞台では、ハニーシスターズなるママさんコーラスみたいなのが
ハワイアンを演奏していた。
フラダンスもやった。
そのBOSEのスピーカーのすぐそばの席なので、
声がよく聞こえない。
8時半頃出た。

講習3日目。
結局3日間で
2004,2003,2001,1997と4年分の数学1Aの2次関数をやった。
受講生は、授業ではまだ平方完成のところをやっているので、
まったくわからないはずだった。
それでもよく来た。
特に準備もしなくてできるので
私はこれがあっているとおもうんだが。

今日の一句
あの時もここでこうして蝉しぐれ   イシマ

  4時間半
Date:2004年8月5日(木)

毎年恒例のKさん
今年は4時間半やった。
金子節子
高田祐子
一条ゆかり
そんなところがメインだった。
口授筆記は17ページ
女優カウンセラーの手術は4時間45分だったというから
ほぼ同じ時間か
もちろんこちらの方が楽だった。
下校7時に近い。

今日の一句
蜜豆は水母の肝臓だよ   イシマ

  講習会
Date:2004年8月6日(金)

午前中から出かける。
勤務校は東京で唯一の情報科を設置している学校である。
いろいろと勉強になる。

今日はビデオなどの編集に使うオーサリングソフトの研修会である。
対象は高校教員、主催は東京都高等学校視聴覚研究会である。
この団体の役員が同僚のW氏である。
そのお誘いもあって出席した。

午前2時間午後3時間と時間的には妥当。
講師はメーカーの方、お二人。
研究会の偉い方が補助に回っていろいろ教えてくれる。
私の隣に座った同僚T氏は
「三鷹に***センターってあるでしょ。
あすこで同じような講習会を開いているけど
1万8千円もする」と言う。
役得と言わざるを得ない。
もっともT先生は9月からこの内容の授業をやるので、
まっとうな研修である。

私はできたらいいな、と素人指向丸見え。
ソフトはどんどん進化する。
videostudio_8は著作権対応までしている。
著作権freeなmusic_clipまでついている。
使い方は簡単である。

まず画像を取り込む。
静止画、動画、なんでも来い。
それを時間軸にそって並べる。
自分の必要なところを切り取ってくる。
間をeffectでつなぐ。
テクストを埋め込む。
パンなどもちろんできる。
音楽をつける。
出力形式を指定して完了となる。

もっとも似たような機能は最近のOSにはついている。
iBookG4にもiDVDなるものがついている。
freeのソフトを探すと、いろいろある。
時間と根気があれば
わざわざ専用ソフトを購入しなくても
大抵のことはできる。

その時間と根気が最近なくなってきた。
そこそこのカネはあるから
その気になればソフト購入をいうことになる。
15000円ぐらいです。

私の作った1分の作品は、へんてこなものだった。
題して、ある夏の日。
aviで1分11秒、10Mほど。
CDに焼いてくれました。

その後、体験入学関係の打ち合わせ、名簿作り。
これがずっと気になっていた。
Y先生がプランを作ってくれることなった。
名簿は1時間ほど打ち込んだ。
今のところ、55名の中学生が申し込んでいる。
ありがたいことである。
一人一人お呼びして
きちんとご説明申し上げたいところである。

へこみん氏が待っていてくれたので
吉祥寺までかえる。

妻マメ業務今日は不調。
そうそう、うまくいくかよ。

今日の一句
あといくつ数えて終わる夏休み    イシマ

  立秋
Date:2004年8月7日(土)

こころなしか
朝晩涼しくなっている感じがする。
夕立もあった。

パソコン相手に引きこもりである。
今日はプリンタ関係を攻める。
ドライバを更新したりして、
結構時間がつぶれる。

友人と会いに外出した妻からメール。
出てきなさいよ、とのことである。
午後3時過ぎに出かける。
東京都現代美術館で
日本漫画の全貌展をやっている。
昨年のジブリの展示は
あっというまに終わったので、
今年もそんなものだろうと
たかをくくっていた。

戦前からの資料が面白かった。
「くもとちゅうりっぷ」とか
名前だけしかしらなかった作品が
一部分上映されている。
その他にも液晶ディスプレイで
歴史的な作品をやっていた。
白い壁面上方にはプロジェクターで
いくつも上映展示している。
それを見ているだけで、時間がかかる。
最後はジブリ作品の展示になって
「ハウルの動く城」のプロモーションだとわかる。
東映動画あたりまでは
「日本漫画映画」の紹介になっているが、
そのあとは、日本漫画映画というには
偏っている印象。
申し訳程度に、
出口あたりにスチームボーイの宣伝がある。
またTVアニメは扱っていないので、
全貌とはいいにくい。

それにしても見応えがあり
半日はつぶせる。
午後6時終了です。

癌の手術をした元同僚からメールがくる。
メール使用を黙認されているようだ。

病院は人が死ぬところである。
命がかかっている戦場である。
戦争ならば、こちらは内地で銃後を守る臣民ということになる。
お国のために兵隊さんが外地で戦っている。
内地で漫画映画の歴史など見ていていいのか、
そんな気にもなる。
病気との闘いには
大義名分がない。
自分を守る闘い、だが
その自分の価値はどこにあるか。
そういうことを考えざるを得ない。
インフォームドコンセントやらで
個人の意思が尊重される。
これも闘いを個人的なものにしている。
戦い方を自分で選んでください、と言われる。
間違えても人のせいにできない。
文句のもっていきようがない。
カネと時間を使い
自由を犠牲にして
なんのために戦うのか、
命は尊い、という一般論を
我が身で吟味することになる。
戦場には戦場の作法がある、と思う。
その作法がよくわからない。

そんなことを考えさせるメールがくる。

今日の一句
クーラーの効いた病室秋立ちぬ   イシマ

  懸案事項
Date:2004年8月8日(日)

その1
鍵が見当たらない。
最後に使ったのは29日
次に使おうと思ったのが6日
ほぼ1週間後である。
そのとき、ないことが発覚した。
その間に誰か使ったのか。
夏休み中なので、使う人がいるとは思えない。
私がなくしたのか。
どこかに置いてそのことを忘れたのか。
今日は29日に行ったと思われるところを
すべて探した。
キーボックス60個をすべて開けて調べた。
ない。
最後に始めの現場を探した。
ない。
あきらめるか。
次はスペアキーを探すか。
と思ったときブツが現れた。
そんなところに置いた記憶はまったくない。
冷蔵庫から靴が現れたようなものである。
ともかくあったので、よしとする。
鍵は本来の場所に復帰した。
その2
学校訪問用書類一式
私の担当である。
それがもう7部しかない。
ずっと気になっていた。
1時間ほどかけて40部作った。
当面は大丈夫。
その3
アリギリスキャンプの片付けがまだ。
というのも、サマーキャンプで使うかもしれない、
と思って放置していた。
それが使わないと言う。
それならば放置しておく必要はない。
エレーベーターを占拠して
2回運んだ。
地下の倉庫の所定の位置にしまう。
来年まで使わないから
テントなどはもう一度開いて
しまい直した。

気になることが3つ終わった。
全部仕事関連だった。
相変わらずつまらない人生である。

夏zannチームは11人来た。
とりあえずそれらしい形になっているから
大したものである。
例によってテンション勝負か。
もう少し面白くなる気もするが。
6時過ぎ下校。

払い込み2件
日経elearning
2万円ほど。

最近稼いでいる娘に焼き肉をおごらせる。
この前、霊視というのをやってもらったら、
右肩に怖い顔の男の人がいる。
どうもお父さんらしい。
その人が守りすぎているので
あなたは男の子の関心がないのだ、
と言われた。
母親にはかぼちゃを料理して
親孝行するように、とのことらしい。
霊視だよ。

今日の一句
小体の倉庫片付け秋めいて    イシマ

  夏休み
Date:2004年8月9日(月)

今週はその予定だった。
1日おきに用事が入ることになった。
何、休みでも引きこもっているだけだから
どうということはない。

学コンをやる。
2題めどがついた。
2人で2000円の呼び出しを受ける。
評判の良くないスチームボーイを見に行く。
アニメはほとんどここで見る。
椅子が階段状に配置されている。
前の人の頭が邪魔になることはない。
★2つ。
つまらなかった。

帰宅後、iBookでお絵描きをやる。
なんだか試行錯誤を繰りかえす。
少しずつできるようにはなっている。
HPの更新はもうすべてiBookでできるようになった。

今日の一句
TVから蝉の声だけ原爆忌   イシマ

  訃報
Date:2004年8月10日(火)

担任した生徒が亡くなった。
その友人がメールで知らせてくれた。

担任したのは8年ほど前だった。
同年代の人と1年遅れるのが嫌だ、と言って
大検の資格で進学した。
迷っていたので、納得がいくまでゆっくりする方法もある、
と話したら、そうかもしれない、とは言っていた。

大学に進学して2年生の時に
やめてやりなおしたい、と相談に来た。
休学という手段もあるから、少し時間をとったらどうだろう、
と通り一遍のことを話した。
大学を退学したら、中卒になってしまう、とつぶやいた。

結局大学はやめた、と聞いた。

それから2年ほどして、
また再受験するが書類の書き方がわからない、
と電話があった。
2002年の2月のことである。
中退となっている高校をきちんと終えておきたい、
そういうつもりなんだと思った。

受験の方法が変わって
自己PRカードという書類を提出することになっていた。
学力考査だけでなく、多面的な方法によって入学生を選考する、
という趣旨だと思う。
中学校の学校生活を振り返る課題作文も含まれていた。
それをどう書いていいかわからない、と言うのである。
中退生を対象にした2学年相当以上の入試選考には適さない課題と思った。
自分の感想は言わずに、昔のことを思い出して書けばいいんだ、と伝えた。
中学時代の思い出に触れて、作文の課題を検討した。
電話の様子では、その課題が圧倒的な壁となって本人の前に立ちはだかっている、
それを解決しないともう一歩も前に進めない、という切迫した感じだった。
学校生活を始めるのは難しいかもしれない、そんな印象を持った。

願書提出の日に偶然エントランスで会った。
あー先生、とすがりつかれた。
無事願書は出した、とのことだった。
入試当日は欠席した。
それ以来音沙汰はなかった。

今日は演劇部関連で登校した。
演劇部関連は自主的にやっているので
私は倉庫の鍵を開けて様子をみているだけでいい。
ずいぶんと出来上がっていた。
どうもまだ改善点がある。
あの2人はけっこうつかえるキャラである。
そのことに気づいているのだが
その先がわからない。
いろいろためしている。
どうなっていくのか楽しみだ。

少し時間があったので
机の整理をした。
昔の写真を出して見たりしていた。
その中に彼女の写真があった。
学校を辞めるときに生物室で撮ったものだから、
7年ほど前のものだ。
それ以来その写真は始めて見るものだった。

その彼女の訃報が来たのは深夜1時を過ぎた頃だった。
高校時代は文化祭も一緒にやった友人は
次のようなことを書いていた。

Kちゃんは生きていくのがつらくて苦しいことばかりだったから
知らせを聞いたときはすごくショックだったけど、
今はそうした生き地獄から逃れてやっと楽になったのだから
これでいいんじゃないかと思いました。

故人を偲ぶ会を月末にやるという。
出席するつもりである。

今日の一句
夏の果て訃報メールの雨の夜      イシマ

  依頼
Date:2004年8月11日(水)

学会誌の編集委員をやってくれないか、
と電話で打診。
お相手は全国組織の事務局長である。
そんなことは、考えてもいなかった。
自分が認められるのは悪い気がしない。
この方面は撤退しようと思っているので、
学校カウンセラーの資格の更新もやめて
退会しようと思っているところです。
と言うと、
この前K氏と話したときも
それがいい、と言っていました。
K氏のニヤニヤ笑いが目に浮かぶ。
年に3回でいいんです、
と話は具体的である。
考えさせてください、と言って話は終わった。

学会誌の編集委員とは
投稿論文を評価し掲載するかどうか決める、
いわばその学会の見識を示す大変重要な役である。
その分野の経験も長く、現在の状況も熟知し、
一般社会的な観点からも妥当な判断をくだす人がなる。
私が生物学科にいたとき、その教授が
レフリーの仕事は大変だが名誉あるものだ、と言っていたのを思い出した。
それまで私はレフリーと言えばプロレスの行司しか思い浮かばなかった。
私があてはまっているのは
その分野に長くいた、ということだけである。
それも会場整備のドレイ業務で
論文審査とは何の関係もない。
さらに論文などだしたことがない。
会員なので学会誌は送ってくるが
きちんと読んだことはほとんどない。
夏の大会、冬の研修会
いずれも最近は参加していない、
そういう人間に声がかかるというのは、
よほど人材が払底しているのではないか。

20年前はこの分野をライフワークにしていこう、
と思ったことは覚えている。
今では、生来の偏屈が嵩じてきて
はやくおさらばしたいとつぶやいている。
だが未練はまだある。
死に場所が定まっていないので
あちこちきょろきょろしている。

事務局長氏は、T先生がお亡くなりになった、
と訃報を知らせてくれた。

1日家にいた。
夏ZANN会場確保案件
へこみん氏
W氏
など諸連絡があった。

HPをいじって時間がつぶれる。

今日の一句
天窓のへりの金具が灼けている   イシマ

  恒例
Date:2004年8月12日(木)

筆者A氏文芸事務所へ行く。
最後の武蔵、の最後3編を見る。
それからデビッドボウイのDVD、
子連れ狼第一部を見る。
ずいぶんと「濃い」選定である。
あまりお目にかかれない、
モーツアルトのバイオリンコンチェルト
(古楽器演奏バージョン含む)
をiBookに入れた。
4時間半ほどいた。
帰路途中新宿ビックカメラで
iBookを入れる袋を買った。

今日の一句
片付けが済んで残った秋うちは   イシマ

  お見舞い
Date:2004年8月13日(金)

学コンを手がけた後、
女優カウンセラーのお見舞いに行く。
2時半から6時まで
びっちりお話ししていただいた。
そもそもの始まりから現在まで、
相かわらずのパワーである。
リハビリもお得のイメージ療法で
順調に進んでいるようだ。
しかし、もともとぜんそく持ちのアレルギー体質。
麻酔をすればゲーゲー吐くし
大抵のクスリはじめからやばい。
ご本人の話し方と裏腹に
肉体的な難所はこれからが本番である。
この人にはいろいろ楽しませてもらったから、
こういう時に来ておかないと
いざというときに私は後悔すると思う。
という自分本位の不純な動機である。
3時間半休みなくつきあったので
許してほしい。

帰宅後、おらほ仙川の湯けむりの里へいく。
お盆なので休日料金600円。
7種類の湯船につかり
2つのスチームバス、サウナにもしっかり入って
極楽気分を満喫した。

今日の一句
横町のじじい早くも生き御霊   イシマ

  ざんぱら
Date:2004年8月14日(土)

2時間かかって書いたのに消えた。
めげずにもう一度書く。

綾瀬ってのは下町って感じで懐かしい。
駅前から焼き肉屋に国際ホテルだよ。
交番多いし。
2度聞いた。
結局遅れて、1番目の演目の途中だった。

あやせ子ども家庭支援センターのホールは
150席程度か、それがほぼ満員。
空いているところは、出演している人の席。
客の反応がすごくいい。
自分の出番が終わってすぐでも
ちゃんと客席で見ている。
集中度が違う。

ZAN・PARAはこちらを見ると
今年で7年目らしいが、
すばらしい企画である。
演劇部高校生が学校を超えて
合同チームを作り上演する。
夏のざんぱらは1週間の準備期間でここまでやるか、というできである。
出演者が同時に観客であるが、関係者だけですますにはもったいない企画である。
私は関係者なので見ることができた。
ありがたいことである。

こういう客で慣れていると、地区大会など唖然とするのも無理はない。
前半4つ、後半3つで一演目は40分程度の時間である。
私は関係しているところが終わったら、こっそり消えようと思っていたが、
あまりの面白さに最後まで見てしまった。

蝸牛物語。都代表レベルの芝居だった。すごすぎる。脚本がいい。
OB作だというが、いや参りました。
エースをねらえ。一番ざんぱららしいと思いました.楽しい。
ある蜥蜴の顰蹙。招待作品って感じのスタンスか。cool and smart,
美味しんぼ。これもざんぱららしい仕上がり。
神のようにふくすけ。いろいろまとめ切れていない印象。
みつばち。これはもう商業演劇。
熊沢スパンキース。後半だけしか見られなかった。 

わが校のメンバー、
Mは大変器用だからそれに騙されて、その真価が埋まっている印象。
笑いを取る演技より大向こうを泣かせる芝居が見たい。
泣きだよ、泣き。絶対いける、と思う。
Hは素で勝負と思われているようだが、実は頭がいい、はずだ。
有能な秘書とかやてほしい。
Kさんが出るとは思わなかったのでびっくりした。
いろいろ考え込む人だと思います。でも素材勝負で十分いけるんじゃないでしょうか。
けっこうウケてたし。
Sは覚悟を決めてとことんやりぬいて欲しい。
少年老い易く学なり難し
一瞬の光陰軽んずべからず
とか言ってみたい。

前半4つについては、駒込の顧問氏が的確。
こちら。

純粋に演劇だけを楽しむって感じがいいです。
この企画はZANさんとT高顧問のお二人が
寝食なげうってのボランティアでやっている。
もうまったく正しい。
お代は見てのお帰り、とかの方式を導入してくれれば、
カンパなどさせていただきたい。
コンテスト形式の地区大会では
勝った負けたの話になりがちだし
そういうことはなしにしよう、って話もでたりして
そういう余分なことがないのが大変よろしい。
このせちがらい世の中に
まことにあっぱれなおこないだと思います。

10時過ぎ帰宅。

今日の一句
扇風機あり資材置き場の2階   イシマ

  ♪三鷹の夏はあー
Date:2004年8月15日(日)

何もない夏です、と
それで良いのだ。
終戦記念日もオリンピックも甲子園も
関係ありません。だって
TVつけないから。

ざんぱらの感想を2時間かけて書いたら消えた。
っていうか誤って消した。
kiwaちゃんがちゃんとコピーをとるように
注意してたのに。
kiwaちゃんごめん。
自分に謝るより人に謝る方が楽だ。

2題残った学コンを手がける。
いまさら受験生でもないだろうに
とか思ったりもするけど、
当面のことをやる以外に
ワタシの暮らしはありません。
4時間ほどかけてなんとかやっつける。
締め切りは昨日消印有効だから
270円速達切手をオプションする。
誠意だよ誠意。

昨日自転車で行った。
コロっと忘れてバスで帰ってきた。
玄関まで来て自転車がない。
ないはずだよ自分で乗って行った。
それを受け取りに行きがてら
メシだな。
もう3時半である。
歩いて吉祥寺。
近場は麺蔵野菜たっぷりラーメン780円。
自転車を取りに行こうと思ったら
鍵は別の鞄の中だった。
今来た道を歩いて帰る。

ポストは午後2時半で本日の回収終了
明日は朝7時10分でございます。
それじゃ速達切手の意味がない。
誠意といったって少し実質がないと。
三鷹本局に出しに行く。
本局前ポストは締め切り本日2時
ただし窓口が開いている。
受け取ってもらった。

それから伝言日誌を再記入。
6割ほど復活できた。

夜9時過ぎに再び進攻する。
吉祥寺の夜は遅い。
西友は11時までやっている。
99円納豆は西友が一番。
ヨーグルトも買って
明日の朝食は万全である。

♪三鷹の夏はあー
何もない夏ですうー

(実は今日も1時間書いたのを消した。
だからまた書いた。
 今度はブラウザの設定変えてみた、
 って言うか書いたところまで送っちまえ)

今日の一句
何年たっても終戦日には生まれていなかった   イシマ

  破産宣告
Date:2004年8月16日(月)

東京地方裁判所民事20部なるところから
A4の封筒が来た。
おお、早くも裁判員を頼みにきたか、
そう思って封を切る。
相変わらず、おバカなことを考えている。

伝言日誌2002年10月17日(過去ログ検索)に
書いた例のリゾート関連会社が破産した。

破産宣告の通知
債権者各位
お詫び状
ホテル営業のご案内
4通書類が入っていた。

法律にシロウトのワタシが読むと、
ストーリはできている。
破産宣告して、借金を返す義務を放棄。
営業は少し続けてもうける分はもうける。
11月30日に集会をやって、残念でした、と
幕引きをする。

裁判所と管財人の言うことが少し違う。
裁判所は8月30日までに債権者は自分の権利を管財人に申し出なさい、と言っている。
管財人は、それは面倒だし大変なのでそんなことしなくていいです。
どうせ金はかえってきません。と言っている。
なんで金が返ってこないか、というと抵当権がついているからだ、という。
抵当権をもっているのは、銀行だろう。
銀行には金を返すが、一般の大衆には返しません、と言うことだと思う。
目黒のそばに騙されたワタシも悪いが、
経営のヤバい会社に金貸した銀行も悪いだろう。
社会的公平を保つのが職務の弁護士が、そういう判断でいいのか。
とかぶちぶち思う。
私は7年待ってまた7年待って
さらに2年待った。
額面**万円の債券はちゃんと持っている。

裁判所の言う通り、債券届出書なるものを出してみようか、
などと考えた。これを出さないと私の権利は法的に成立しない。
そんなものは出さなくていい、いう管財人の言うことはアヤシい。
倒産倒産で現実的な事務処理はその方がいい、というのが
管財人のいい方だが、裁判所と協議して、とあるくせに
裁判所の書面にそのことは何も触れていない。
届け出る場合は同封した届出書と書いてあるが、
そんなものは同封していない。
ヘンでしょ。

ま、ほっておくうちに時間が来て忘れちゃうかもね。

午後新宿に行ってリディックを見た。
ほどほどの映画だった。

これで夏休みはおしまい。

今日の一句
あきもせず今年また鳴く秋の蝉   イシマ

  1/3
Date:2004年8月17日(火)

夏休み期間も残すところまだ1/3ある。
無理やりそう言い繕ってみても
そこはかとない秋の雨の気配に負けるのは
目に見えている。

もう最近はつくづく仕事に戻るのが嫌になってきた。
気力体力の衰えはもうとっくに感じ尽くしている。
気がついてみればもう50代も半ばだよ。
あ、っとびっくり。返す言葉もございません。

学校へ行くとさすがに人は少なく、
自分の仕事に集中できる環境だが、
椅子に座ればもう寝ている。

郵便物雑用を片付けて、
全国情報科研修会の連絡など少々。
O先生が退院明けだという。
静脈瘤で静脈を20cmばかり切断削除したそうだ。
大丈夫なんだろか。
25日に研修会の講師を頼まれている。
そのネタをつくらないとならない。
なんだか思い浮かばない。
iBookでプレゼンを作ろうと
やり始めたが、どうもまだよくわからん。
パワーポイントでやってみる。
1/5ぐらいできる。
資料は自宅にあるので先に進めない。
メールに添付して自宅に送る。

シスアド試験の問題集を分解して運びやすくした。
10月である。
これでだめならこれはあきらめる。
もう先がない。どんどん」整理していかないと。

この人のいない日に
朝鮮料理を持ってきた。
クラブで作ったそうだ。
まずはいけた。
卓球部4人。

留守電に学会誌の編集委員の依頼が入っていた。
編集長直々のご依頼である。
今度会合があるので市ヶ谷の私学会館に来てほしい。
その日は演劇部照明講習会と卒業生追悼の会の日である。
当然そちらに行きます。
断る口実ができてよかった。

雨。

今日の一句
朝顔昼顔夕顔なぜか便器    イシマ

  お告げ
Date:2004年8月18日(水)

夢を見た。

30代、禿頭の眼光鋭いあやしい男
なぜか私には敬語を使う。
40代、黒のダブルがボスか。
先生、それではオペの方よろしくお願いします。
(それは話が違う。そこまではできない)
黙っていると深みにはまりそうだ。
「いや、できません」
今度はダブルが話が違う、という顔をした。
(金ですか)というように鞄をあごで示した。
用心棒の禿頭は後ろ手を組んで立っている。
「やったことがない」
事実やったことがないんだから仕方ない。
「キャリア十分ではなかったんですか」
禿頭は私に関心をなくした、というように下を向いた。
とんだ食わせものだった、こいつは。
ダブルの顔がそういっている。
じゃ、失礼します。
確かに誤解させるようなところが私にあったかもしれない。
しかし相手が勝手にそう思い込んだのも事実だ。
言質は取られていない。

私は凄腕の外科医で裏の仕事を手伝うように言われている。
そう勝手に思われた。
それが気持ちいいことだったから、私も積極的に否定しなかった。
軽く否定すると、実力ある者は違う、謙遜している、と受け取られた。
それも私の自尊心を刺激した。
相手が慇懃に誘うので言われるままにしていたら、
ついに致命的な局面に至った。
そういう場面である。

いつもなら、このまま状況に引きずられ
手術の場面になって冷や汗をかいている、
そこで目が覚める。

この夢は違っていた。
私は自分から相手が買いかぶりであることを話した。
とたんに相手の態度は不躾になった。
それでも私にはある爽やかな充実感があった。
目が覚めても、その爽快感は残った。

その夢を見たのが1週間前だった。
ただちに私は現実に思い至った。

碌にネタもないのに
エンカウンター研修の講師を引き受けた。
この分野では、先生しかいなんです、とか言われて
否定しなかった。
そのままずるずる引き受けてしまった。

J科の科長、
抵抗したが、最後は引き受けた。
頑強に固辞しなかったので、
あるいは相手は「もったいをつけた」
と思ったかもしれない。
やってみると内実がともなっていないから
本来私の立場の人間が判断するところなのに
的確な指示が出せないでいる。
それでも判断を下す人はいるから、
おまかせしているだけで
それほどひどい事態にはいたっていない。

実力以上の申し出が来たら注意せよ、
そういうお告げである。

この夢を見た後で、
例の編集委員の打診が来た。
この前の電話では、一応断ったが
考えさせてください、と判断を保留した形になっていた。

今日は勤務先に編集委員長から
再度の依頼が来た。
辞退させていただきます。
土曜日も用事があって行けません。
いや、土曜日はいいんです。
11月までに8編ほど読んでいただいて
評価をつけて掲載論文を推薦してくれればいいんです。
(できないことでもないな、とか思ったりする)
実は東京の委員の方が急に逝去されて
東京から一人もいなんです。
(やはりそういう外側の事情があったのか)
さらに固辞すると、
委員長氏はまた事務局長と相談してから、
と最後の留保をつけて引き下がった。

その後の爽快感が夢の後とまったく同じだった。
長年の胸のつかえが取れた。
肩の荷物をやっとおろせた。
もう気分爽快である。
よーし、いやなことはどんどん断ってやろう。
それが夢のお告げだ。

明日の準備で終わる。
準備の会議があるのを忘れていた。
皆さんは待っていたようだった。
そういえば、*時にやります、と
言われた気がする。
まったく忘れていたが、
偶然そこを通りかかったら
皆さんが私を待っていた。
私は忙しい男、ということになっているので
皆さんはよかったこれで会議が始められる
そんな反応だった。
ここにも夢の警告があるように思う。

へこみん氏が映画のパンフを持ってきた。
それを見ていて7時を過ぎる。

今日の一句
早く来い毎日が夏休み   イシマ

  全国専門学科「情報科」研究協議会
Date:2004年8月19日(木)

全国から9つの学校が集まった。
公立はこれですべてである。
私立が2つある、という。
それぞれの学校の状況を報告した。
全国に散らばっているが、
やはり共通の課題と
それぞれの課題が浮き彫りになって
興味深い。
直接の担当者が報告するので、
説得力が違う。

進路問題。進学をどう確保するか。資格取得をどうめざすか。
カリキュラム。システム系とマルチメディア系のバランスをどう取るか。
教員問題。どう確保するか。その質をどう保つか。

6月の準備段階ではどうなるかわからなかった。
一応の成果は、見えた。

親睦会にも参加。
それほど親睦しなかったが、
まあ悪い会でもなかった。

明日もある。

今日の一句
数だけ多い向日葵の実夜中   イシマ

  一山
Date:2004年8月20日(金)

夏の行事がひとつ終わった。
一山越えた感じである。
午前中は3つの高校が様々な工夫をこらした実践を紹介した。
最近の風潮は、何か工夫をして効果のあがることをさがしてやってみる、
ということらしい。
そしてそれをわかるように宣伝することが必要らしい。
情報の先生方だから、プレゼンはうまい。
あちこちの研究会などでプレゼンを見ると、
明らかに第2段階に達している。
文字の羅列は少なく、写真を持ってくる。
結局、絵を見せるんだから写真が一番よいということになる。
飾りのアニメなどは、さりげなくやる。
フォーマットは使わず、背景は無地か白である。
あとは内容勝負となる。

プレゼンは見ていると、その時はわかった気になるが
後で残っていないことが意外と多い。
いずれ、ノートに書かせる学習方法が一部分復活すると思われる。

そのいろいろな工夫を感心しながら、少し遠い感じで眺めていた。
私は立場上、そういう企画を推し進める役割のはずであるが、
今や、やっていただく、というスタンスである。
ご苦労様です。

午後は仕事が三つあった。
来週の体験授業施設見学が一件。
研修講師のレジュメは一件。
たのまれ仕事が一件。
2つはなんとかやった。

研究協議会に3年前の同僚が来て話し込んで行った。
今、私が座っている席はそのU大先生の席だった。
不本意異動で3年奉公したので、帰ってきたい、といっていた。
あれこれよもやま話をした。
最近そういう機会がほとんどなかったので
これはこれでリフレッシュになった。
以前はもっとこういう話をあちこちでしていた気がする。
効果があるかないかの話ばかりで、つまらない風潮だ。

多分明日きて残り1件は片付けることになりそうだ。

7時頃帰宅。

今日の一句
よーくご覧一面の曼珠沙華だよ    イシマ

  ダブルヘッダー
Date:2004年8月21日(土)

地区大会の会場説明。
驚くべきことに20分も前に集合の指示を自主判断で流している。
私が少し遅れてつくと改札前に3人待っていた。
そんな前例はないので、うかつにも私はすぐにわからなかった。
待って2名合流。後1名は多分来ない。
といいつつそこで待機するMは偉い。
(というか当然なんだけど、相対評価でえらい)

12時半ごろまでやった。
会場・照明・音響の説明。
リハーサルの順番。
その他書注意、変更点の確認。
担当のI先生は昨日まで合宿だったのではないか。
いくつか思い違いをされていたが無理もない。
これはせんたりんくに変更点をウプしないと。

この専門学校の先生が私のところへ来て
日記読んでいます、と言われた。
えっ、と驚いた。
8月にアルゴリズムの研修をした学校もそうだったが、
この学校も太っ腹である。
営業の匂いがまるでない。
会場を無償で高校演劇部に開放しているのだ。
昨年はこの学校も参加していたが、今年はそれもない。

たとえば
音響のスタッフさんの生徒への応答がそうである。
まったく初心者の女子高生が聞いた。
「音の大きさはどうやって決めればいいんですか」
「ハートです」
すぐにこう答えるところがすごい。
女子高生は何か正解があると思っている。
正解があればそれを習ってやればいい。
「自分が聞いて、お客さんにどう感じてもらいたいか判断して決める」と
スタッフの方は付け足した。
横から
「おお、語ってるう」
と照明スタッフの横やりが入る(こういう関係もいい)
単に機械の扱いを説明するのではない。
演劇にとって音響はどうあるべきか、の本質論を
技術スタッフの立場で述べているのだ。

そういうところに、高校生に対する暖かい姿勢を感じた。
ありがたいことである。
経営者はどう考えているかわからないが、
現場スタッフの方々には
自分の技術に対する誇りと志がある。

それから職場に行く。
例の講師レジュメをやるつもり。
さすがに誰もいない。
これは仕事がはかどるな、とパソコンをつける。
メール・サイトと確認していったら、
寝ていた。

昨日の2度寝は12時過ぎに起きて
3時半までごそごそやって6時半に起きた。
それから寝ていない。
気がついたらもう30分しかない。
それでもパワーポイントを2ページ作り、
あとは明日の午前中。
ま、寝ることがはかどった、ということで。

1週間ぶりの綾瀬についたのは3時50分時間通り。
バスで30分ほど行った先は住宅地で
とても教会があるとは思えない。
工事用車両が止まっている空き地に隣接して
工場のような作りの教会があった。
告別式
と書いた大きな看板が立っていた。

葬式というより偲ぶ会のような集まり、
と聞いていたので、私は全くの平服である。
香典すら用意していない。
準備したものといえば、
7年前に生物室で撮った写真だけである。
他の人たちはすべて喪服に身をつつみ
受付で記帳している。

待ち合わせには高校時代の友人2人と
そのお母さんが来た。
3人とも喪服だったので、
これはまずい、とバスを待つ間に駅前のampmに駆け込んで
袋だけ購入した。
あわてていたので表書きはご怫前だった。
教会葬にそぐわない。
それを路地裏でひっぱりだし
表書き
うち袋書き
所定の処理をして
受付で記帳。

その受付にいた男の人が
「人生、生き急ぎすぎた。3倍速で過ごしたと思えばいい」
と言っていた。あとでわかったが故人のお父さんだった。

式は5時に始まって6時前に終わった。
最後にお父さんが遺書を読んだ。
遺書は手帳に書かれていた。

その中には、
葬儀の教会を指定、
自分がお骨が入る墓地を指定、
自分がかけた迷惑をわび
自分のことについて
悲しんだりつらい思いをしないでほしい。
悲しさやつらさは自分が全部持って行くから。
と書かれてあった。

世の中は私には複雑でむずかしすぎる
私が弱かっただけです。

というところで私は彼女の顔を思い浮かべた。

遺書の内容は
故人の友人が私にメールしてくれたことと
ほとんど同じだった。
その友人はそれだけちゃんと故人を理解していたことになる。

お父さんは
こういうことが起こらないように
と訴えていた。

1階に簡単な会食が用意されていたが、
私たちは外に出た。
友人2人がお父さんに挨拶に行った。

またバスで綾瀬駅までもどり
駅前のドトールで2時間ほど話した。

帰りがけの改札のところで
「Kちゃんは亡くなってしまったけれど
私は生き残る道を選んだからこれからもちゃんとやっていく。
じゃ、切符買ってきます」
となんだかすごいことをさりげなく言われた。

帰宅10時。

今日の一句
スーパーの唐黍お行儀良く並び   イシマ

  恒例2
Date:2004年8月22日(日)

年に一度、恒例になっている。
畏友N医師のお誘いである。
今年は鎌倉午後1時30分集合。
軽く門前のそば屋をながして
お参り。
地元Jazzをやる店をひやかして
映画グッズの店に入る。
石原裕次郎の曲がずっと流れていた。
江の電で藤沢ー相模大野と
神奈川県を通過。
激しい夕立となる。
相模大野で用事を済ませ
天ぷらで締めとなる。
20時発ロマンスカーで新宿着20:35。

N医師は大変な食通で趣味人であるから
私などが普段覗けない世界を案内してくれる。
もっとも生活のレベルが違うから
いつもお付き合いするのは無理がある。

夏休みらしく遊んでしまった。
女子マラソンを見ながら
講師レジュメをやる。
真夜中に速達を出しに行った。
それからあちこちTVを流し
寝たのが5時で起きたのが7時半。

今日の一句
釣り堀で大物ねらう受験生   イシマ

  仕事
Date:2004年8月23日(月)

今週は6日出る。
涼しくなって夏日も終わり、
夏休みも終わる。

せんたりんく更新。
今年は脚本も仕上がっていない。
なんだか変な自信があるようで、
なんとかなるという感じである。
9月15日には照明・大道具等申請する。
それまでにできるのか。
定時制の参加はどうするのか。
下話はあるようだが、それもはっきりしない。
キリギリスだねえ。
鳴き声だけは出してほしい。

研修会講師の打ち合わせ。
これもなんだか自信がない。
今度は断るか。

体験入学の調整・プリント40枚作って配る。
参加希望は65名になった。
昨年なみ。リスト入力。
氏名・中学校名を入れていく。
そこからもいろいろなドラマが思い浮かぶ。

へこみん氏来る。
7時前に下校。

今日の一句
回転寿司は未来永劫の永久機関だ    イシマ

  雑務
Date:2004年8月24日(火)

歯医者に行く。
ひと月に一度様子を見る。
歯石を取るという名目でカリカリやる。

Sさん課題ハガキ3枚。
その前に報告34枚読む。
週案9月分。
生物1アイ2枚理科総合B1枚計3枚
センター入試数2B、3枚分作る。
アンケート2枚作る。
面接ビデオ探す。
もう10年前のものだった。
予定表を携帯電話でやるか
PDFでやるか
もちろんiBookには
iCalといういたれりつくせりのソフトがついている。

結局、B5のノートを買ってきて
11月までのをつくる。
罫線1行に毎日の日付を書いて
横に曜日を記入する。
8月9月と記入した。

6時頃までやって帰宅。
途中事務のKさんと一緒になる。
聞いたら降りる駅も同じだった。
3年も同じ職場にいるが知らなかった。
そもそも帰りが一緒になったのは始めてである。
いつも一人で帰るので、そういうことはめったにない。

娘が腹痛でまた病院に行った。
なおった、といってメシをおかわりしている。
相変わらず無謀なヤツだ。

今日の一句
懐かしい真夏背後の森暗く   イシマ

  ボランティア講師
Date:2004年8月25日(水)

別名ドレイ講師に行く。
例によって2度寝の4時間睡眠。
少し寝過ごす。
立川朝8時過ぎ着。
空から雨がぱらついてくる。
タクシーで行くことにする。
660円。
今日の勤務は出張扱いで交通費は580円出る。
80円の赤字である。

会場は以前に行ったことのある教育センター
名前は変わっている。
どこへ行ってよいかわからないので、
とりあえず講師控え室に行く。
誰もいない。
後から一人やってきた。
この人が「おはようございます」と言って
自分の学校名をいいながら私に名刺を差し出した。
肩書きが主幹。
さっそく営業モードに入っているのは流石である。
ドレイモードの私は鞄を引っ掻き回してそこの方から
よれよれのヤツのしわをのばして渡す。
先方もにわか営業であるから、それ以上会話が続かない。
「降ってきましたね」とか間をつなぐ。
そこへ指導主事がやってきた。
これはそつない官僚タイプである。
後から来た人は生活指導の講師だとわかる。
なるほど実直そうだ。
控え室が違っていたらしい。

実は行政も混乱している。
業績評価目当てにやることをどんどん変える。
担当箇所が変わっているので、
いままでのノウハウが蓄積されていない。
慣れないことが評価の対象になっているから、
ストレスは高いと思われる。
私の講師依頼も
始めはかっての同僚今「エリート」の方から来た。
その時の文書の内容と
その後FAXで来た文書の内容が違う。
講座名、会場教室名、が変更されている。
さらに担当が変更になった。
2週間とたっていないので、
直前でばたばたと決めている印象がある。
私の名前にミスがある。
「治」が「二」になっている。
メールで指摘しておいたが
訂正されていない。
大したことじゃないが
「失礼しちゃうわよね」
とおすぎさんになって言いたい気分。

そのあと冷茶が出る。
少し口をつけてそそくさと会場に行く。
研修参加者は27名。
すべて都立学校であるが、
名門普通科から商業工業養護となんでもそろっている。
年齢男女の片寄りはない。

少し早く行ったので、プレゼンの調子をみたりして
時間をつぶす。
前の机の上に折り畳まれたメモがあった。
開けてみると
講師評価表だった。

講師氏名担当講座所属役職の一覧表で
最後に講師評価の欄がある。
私(名前が違う!)のところは
「**ヒューマンネットワークに所属。
構成的エンカウンターグル−プを活用して進路指導を行っている。
多様な実践例があり具体的な指導例の提示で効果的な講義が期待できる」
てなことが書いてある。
かなり違うけど人様の評価であるのでありがたくうけ賜っておく。
(そもそもこの評価表は講師がみてはいけない文書である)
他の先生をみると「著者多数」とか「この分野で定評」とか
好評価がならんでいる。

担当指導主事は馬主で講師はレースに出る競馬のようだ。
最近の研修では受講生が講座評価のアンケートを書く。
その評価が担当指導主事の業績評価になるのだと私は思った。
そういえば、
昨年は始めと終わりの事務連絡だけ教室に来た主事の先生が、
今年は始めから終わりまで講義参観をされていました。

もっとも私はドレイ講師なので
使っていただくだけで本望でございます。
あとはなんなりと勝手にやってください。

パワーポイントでネタは12枚作ったが、
最初の3枚で50分持った。
話が脱線しないためのメモ程度の役割であった。
始めからそのつもりだったけど。
後半実習もネタを2つ用意していたが、
一つをやったら目一杯だった。
わざわざビデオTVを用意してもらったが
使わなかった。
そういう行き当たりばったりのレースで
馬主の方はさぞ落胆されただろう。

もっともグループは大変いい感じで進行した。
いろいろ言われているが
都立高校の教員の質は高い。
言われた指示はその通りにこなし
自主的に課題を探してやっている。
会場は節度あるなかになごやかな雰囲気で進行した。
これにはおどろいた。
もう少し反発や不機嫌な小爆発があちこちにあるのが普通である。
課題をやっている先生方の表情も豊かで魅力的。
こういう先生に教えられる生徒は仕合せである。
話の内容も本音をまじえてまっとうだった。
これはなかなかの収穫だった。

選択研修なので受講生の意識が高かったのかもしれない。
予定時間を少しオーバーして終わる。
昨年はこの後、講師のアンケートを書いて
暖かいお茶をいただいて終わった。
講師料はお茶2杯だった。
今年は部屋を片付けてそのまま終わりとなった。
12時40分。
ドレイの私は立川駅まで25分ほど歩いて
食事もできずに職場に戻る。
2時から補講である。
2時5分前に生物室につけそうなので
コンビニで昼食購入。

教室扉に張り紙をして待っていると
予定生徒が来ない。
もちろん予想はしている。
でも以前なら食事もしないで必死で来たのになんだ、
と怒っているところだが、
ドレイ生活で人格の陶冶は完成しております。
しめた、とおにぎりをぱくついたら、
一名来ました。
来ない一名の連絡もしてくれました。

問題をやってもらって
そのうちに別室で
そそくさと食事を済ます。

センター入試数2B微分積分
6割の出来で一番難しいところがわからないと言う。
このぐらいの出来の生徒さんが一番教えやすい。
できたところも標準的な解法を紹介して注意点を指摘.
できなかったところは背景の基礎事項を説明
その単純な応例がこの問題であることを解説する。
所要時間1時間。1問1時間はかけ過ぎかもしれないが
いいペースである。
(予備校だと2題から3題やる)
ただやりなれていないので、板書が下手だ。
計算用紙のメモ書き程度の板書になってしまった。
必要な情報をその必要度に応じて適切な順番と位置で示すことが肝要である。
私の頭の中には25年前に受講した駿台予備校のスター講師の板書が浮かんでいた。

もう一題やって今日は終わる。

その後演劇部を見に行く。
どうやら脚本が仕上がったようだ。
ご苦労様でした。
6人ほど集まっていた。
まだ少し直すだろうから
印刷はしない。

その後、雑用をして6時半頃下校となる。

今日の一句
客寄せに阿波やらリオやら踊りかな   イシマ

  補習
Date:2004年8月26日(木)

2日目。
1時間に一題、問題を解いて
説明する。

今日は2002年度と1999年度の問題をやった。
最近は難しくて(時間不足)
全国平均点は50%を切っている。

1999年度の問題は全問正解だった。
この場合型通りの答え合わせをしても面白くないので、
上級の解法を付け加える。
数学の場合、解き方の見通しがつきやすいので
何を説明して何を言わないかがわかる。
2時間少しやって、結構仕事をした気分。
生徒さんがどう受け取ったかは
感想を書いてもらうことにする。

演劇部は本読みをやっていた。
セリフでどうあそぶか。
いろいろやっているのが伺えて
そばで聞いていて面白い。
今年もなんとかなるか。

W先生と門前仲町のてんぷら屋を攻める。
なんだかてんぷらづいている。
一応、業界のスタイルがあるのがわかる。
どこで違い、アクセントをつけるか。
そういうところで勝負しているようだ。
へこみん氏にswing girlsの試写会を誘われたが、
先約だったのでだめだった。
SWING GIRLS は面白い!とにらんでいるんだが
どうだろうか。

今日の一句
金メダルより山田の案山子   イシマ

  絶対相対
Date:2004年8月27日(金)

演劇部を見に行ったら
外で黄昏れ族1名。
2人は痛い夏を降り返っている。

自己記録も更新した。
絶対評価ではもうサイコー
これ以上出来ない。
それで入賞もせず
ランク外の123位かよ。
って感じです。
相対的に見れば
なんのことはない。
越えられない壁がある。
全員10点満点ですよ。
それで金をねらえますか、ってんだ。
自分ががんばったからそれでいい、
てのはどこかウソがあるよね。

私になぐさめの言葉もない。

池袋にiPodがあるというので
進攻したがなかった。
発売中、4階6階で扱っています。
と書いてあるが、
入荷した、とは書いてはいなかった。

池袋をうろうろするが、
最近本屋に行かないので、
もう行くところがない。
松屋に入る。

さて今日は
補習3日目だが
用事があって休みます、といいに来た。
いや助かった。
明日の準備をする。
参加希望者は106名になった。
あまり多いと教室に入りきれるのか。
人数が超過した場合、抽選になります、
と一応書いてあるが、
いまさらそんなことは出来ない。
第一、そんな偉い企画ですか。
台風の雨で少し減るかもしれない、とか
思ってみる。

最近、つじつま合わせがうまくいってるから
なんとかなるだろ。

今日の一句
通販のプレゼン消して朝蜩   イシマ

  体験入学
Date:2004年8月28日(土)

事前申し込みが106名。
当日参加13名。
当日不参加33名で、86名の中学生が参加した。
保護者の方は49名で合計135名となる。
当日不参加者が多いので、その理由が気になるが、
企画の趣旨は本校を紹介して進路を決める際の参考にする、
というものなので、来た方々に正確な情報を提供すれば良い。

アンケートはおおむね好評で担当者としては一息ついたところである。
いくつか改善点も指摘されているので、対応できるとこはそうしたい。
準備段階では、どうなるかいろいろ不安であるが、
済んでしまうとどうということはない。
杞憂というヤツである。

これでまた一山越えて、今年の夏が終わる。
例年にも増して何もない夏で、
どうも区切りというか、落ち着きが悪い。

帰りに高円寺で途中下車して
阿波踊りを少し見た。
妻の職場の知人が出るというので、
メールで指示があった。
会場はごったがえしていて
会えなかった。

帰宅9時半。

今日の一句
結局は夜学教員で終わるのか   イシマ

  ♪雨がしとしと日曜日
Date:2004年8月29日(日)

♪僕はひとりで
君の帰りを待っていた。

この曲の題が「モナリザの微笑」
60年代ですね。

1日家にいた。
例によってネット業務。
あきてTVをつけたら
ママズアタックというB級映画をやっていた。
往年の日活ロマンポルノの女優さんたちが
ママさんバレーをやるという話。
もちろんポルノではありません。
★2.5
白川和子、片桐夕子、風祭ゆき、などと
懐かしい方々でていた。

そのあとチャンネルをあげると
「奥様は魔女」をやっていた。
もちろん昔のバージョンである。
サマンサがミニスカートでチャーミングだった。
それからチャンネルをあげると
マーキュリー計画の宇宙飛行士ものをやっていた。
なんだか昔のTVばかり見てしまった。
ケーブルTVの番組です。

それからsasukeを再インストールした。
まずBIOSでBOOT順を変える。
それからハードディスクをフォーマットし直す。
全部消えた。
1月ほど前からiBookに移行してあるから
当面は大丈夫。
メールはこちらから出すことは滅多にないから大丈夫。
返事しかださないから。

WinXpを入れる。
次がディスプレィの調節。
CDから適合ソフトを入れる。
キーボードがうまく働くように
ソフトを入れる。
出口入り口をまず調節する。
それでも以前と比べるとずいぶん速い。
次ぎに、更新ファイルをダウンロードする。
updateで23個あった。
2時間半ほどかかった。

以前と同じに戻そうなんて思わずに
必要最小限の設定で使うようにする。
blogを無料サイトをつかわずに
自分のプロバイダに乗せようと計画中。
出来合いの設定を使わないとなかなか面倒。
どうするか。

毎日ぱーこシティの更新に時間がかかるので
この労力を減らしたい、というのが目的。
昨年の夏休み、
「PHP+MySQL最速Webシステム」
「10日でできるC言語』
Visual Basicの初心者向きの本
「自宅サーバーfor Linux』
なんて本を買ってみたが
1年経ってどれも終わっていない。
最近ではやろうという気もなくなってきた。
まあほどほどにして撤退するか。

学コンは1年間ちゃんとやっている。

sasukはずいぶん速くなった。
やはり1年もするとゴミがたまるんだ。

今日の一句
椿の実背伸びの季節到来す    イシマ

  休み明け
Date:2004年8月30日(月)

ネット業務。
iBookからプリンタの共有ができない。
ファイルは共有しているから、ちょっとわからない。
ユーザーIDとパスワードを聞かれる。
認証されない。
えっ、パスワード忘れているだけだって。
そうかも知れない。

ほっておいて出勤する。
体験入学のアンケートまとめて
全職員に配る。
学校紹介用のQ&Aを印刷する。
印刷屋に発注した場合と比べて1/5で済む。
これも機械が進歩したおかげである。
その代わりそばで面倒見ていないといけない。
カラー印刷は熱が出るらしく、機械は自動的に休む。
厚紙なので詰まったりする。
200枚刷って6枚つまった。
2時間ほどかかる.
いつ詰まるかわからないので、そばで待っているうちに
伝言日誌の昨年分を見る。
この時期何が必要かわかる。
昨年と違うこともあるから、心の準備もできる。

演劇部を見に行く。
本読みを聞いているうちに寝てしまった。
今年の新人はみな器用でうまい。
でもバクハツするのはasukaちゃんかもしれない。
本ができるのが遅かった割には
あまり気をもんでいないのは、
この新人たちならなんとかやっていくだろうと思えるからかもしれない。
旧人も2年目とは思えないほどの貫禄である。
原人や猿人も十分影響力を持って遊んでるし。
昨年は忙しくて落ち度があったので、
今年はなるべく他の仕事を断って
そばでうろついてみようと思う。

へこみん氏尾道お土産.
やはり尾道3部作ですね。
一度行ってみたい。

ハリーポッターを見る。
私は3つのうちで一番面白かった。
全体のダークな感じとか、
話の転がし方と節度あるまとまり加減とか
★4つ

今日の一句
今年の西瓜キャンプ一つだけ   イシマ

  台風一過
Date:2004年8月31日(火)

といっても東京地方には直接の影響はない。
強風が吹きつのった。雨は少ない。
フェーン現象で気温上昇。

明日のネタ
学校評価委員会の評価項目
庶務部会レジュメ
研修報告書

いずれにも手を付けることなく
机の整理。
日経パソコンを1年分捨てた。
その空き地に体験入学の記録を入れた。
明日は明日の風が吹くーーーーと。

演劇部様子見。
たらたらやっていた。
部長は小体が空いている時は全部やります!
と張り切っている。
その意気やよし。

へこみん氏登場。
今日はオレンジジュースの差し入れ。
Sさん電話。課題図書7冊送ります!と宣戦布告である。
はい、了解しました。

今日の一句
厄日には空を仰いでため息ついて    イシマ


Akiary v.0.51